ピアノは普段は一人で弾きますが、私は若い頃から「連弾」が大好きです。
連弾は4手二人でするものが一般的ですが、中には6手三人で演奏するように書かれた曲もあります。
最近は「ぐるぐるピアノ」という、複数の弾き手がローテーションのように弾いていくレクレーション的連弾もあるようです。
いずれにしても、お互いに息を合わせ、音を聴き合い、一つの音楽を創っていく楽しさがあります。
また上級者になれば、相手が何を意図しているかも分かってきます。「あなたがそう弾くなら、私はこう弾く。」という駆け引きになるんです。連弾は容易に出来るアンサンブルとも言えます。
教室では、毎年七夕会に皆で連弾曲を披露しあいます。今年もまた準備の季節がやってきました。5月、6月は連弾月間です。
今、ゴールデンウイーク明けに生徒さんにお渡しする連弾曲を選曲中です。それぞれのレベルやイメージに合った曲を探しています。
連弾は音楽的なバランス感覚や、安定したテンポ感を養うことができます。また、協調性も育まれますね。
ご兄弟の生徒さんなどは、ケンカしながら練習しているケースもありますが、確かにケンカしたり、言いたいことが言える仲の方が、納得いくまで仕上げることが出来るのかも知れません。小さいうちは先生と連弾する場合が多いですが、少し弾けるようになったら、お友達や家族で、(ケンカしながら、、)楽しく自由にやってみてください。音楽する喜こびをきっと味わえることでしょう。
今年も皆さんと何を弾こうかしら?と、とても楽しみです。