きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

JASRAC問題

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すでに報道等でご存じの方も多いかと思われますが、JASRAC音楽教室を対象とする使用料規定案を策定し、文化庁に届け出ようとしています。

私が所属するPTNA(一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会)は、この案に反対する「音楽教育を守る会」に参画し、署名活動をしています。

18歳以上受講生の方、また生徒さんの保護者の皆さんにも署名のご協力をお願いしております。賛同される方は是非、ご協力をお願い致します。

www.piano.or.jp

 

saigaijyouhou.com

 

abematimes.com

こだわり

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5月も下旬になり、陽射しも強くなってきましたね。

昨日は午前中のレッスンの後、久しぶりに宇治川畔へウオーキングに出かけました。途中、宇治浄水場の前で紫陽花の花が咲き始めているのを発見!季節は足早に過ぎていきます。

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また、南陵町にあったお気に入りのパン屋さんが、市役所の近くにお引越ししたので、立ち寄ってみました。天然酵母のこだわりパンのお店です。ちょうどイギリス食パンが焼きあがったところで、店内はなんとも言えない良い香りに満ちていました。小さなお店ですがイートインコーナーもあり、ウオーキングの時に一休みできそうです。

ホームページはこちら☞ panya-bonne-miche

 

ところで、こだわりパンの「こだわり」って、いったい何なのでしょうね。なんでもそうですが、まずは「食材」だと思います。それがあってこその「職人の腕」!

ピアノも同じ・・・きちんと調律されたピアノで技を磨くということでしょうか?

そして、一音一音へのこだわり!どんな音を出したいのか?イメージに添う音色を得るための試行錯誤を積み重ねて、素晴らしい音楽を再現できるのですね。

ピアノでもパンでも、理想を追及する・・・それが「こだわり」ですね。

 

教室では今、七夕会に生徒さんが弾く曲の選曲も終わって、私も何を弾こうかしら?と考え中。子どもたちに馴染みやすい曲を、と思います。

近いうちに調律師さんにも来て頂きます。愛用のベヒシュタインM型ピアノも、お嫁入りしてきてから2年半になります。部屋にも馴染んできた感じで、ご機嫌な音色を醸し出していますよ。

 

約1か月後の七夕会・ミニコンサートに向かって、全力疾走です!

量か、質か??

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                                 宇治平等院の藤棚

 

 

宇治市ようこ先生のピアノ教室です。

5月も半ばに入り、GWの気分もすっかり抜け、新しい生活にも慣れてきた頃ですね。

この時期、再び体験レッスンお申込みが増えます。

昔は習いごとを始めるなら、6歳の6月6日が良いとされていました。今はあまり聞かなくなりましたよね。実は私も、ピアノを習い始めたのは6歳の6月でした。初めて先生のお宅に伺った日のことを鮮明に覚えています。そして、レッスンの日になると雨が多かった・・・先生のお宅の玄関までの石畳が濡れて、子供心に風情を味わっていた気がします。

 

今の子供たちは自分の意志というよりも、親御さんの意志で習わされる、という傾向があり、3~4歳で入会を希望される方も少なくありません。音楽教育の場合、確かに早期教育のメリットは大きいものの、習う本人にしてみたら、「気が付いたら習わされていた」ということになるんですよね。そのことが後で反抗という形にならなければ良いのですが・・・難しさも秘めています。

 

6歳の6月・・・そう、小学校に入学して新しい環境に慣れてくる頃。始めるタイミングとしては確かに良いですね。

 

さて、レッスンが始まると「教本」や「併用曲集」、さらに「テクニック」「指作り」と、様々な要素の練習に入ります。時折ご父兄の方から、「そんなに何冊もやるんですかー?」と驚きの声があがるので、今日はこの練習の要素についてお話します。

 

教本

まず「教本」は、ピアノを弾くための「楽譜」「音符」「指使い」その他「決まり事」や「楽語」などを、基礎から系統立てて学ぶためのものです。ですから必ず最初から、飛ばさずに、すべて学習します。教本は年齢に合ったものを選んでいます。

 

併用曲集

これは教本の進度に応じて「曲」らしいものを弾くのが目的です。達成感や楽しさを味わえると良いですね。生徒さんの状態をみて、少し難しい曲を単発で弾いてもらうこともありますし、復習として進度よりも易しいものを弾いてもらうこともあります。私は長年ピアノ教師をしていて、この併用曲の選び方が指導者の腕の見せ所ではないか、と感じます。

 

テクニック

テクニックとは「技巧」のこと。ピアノは指で鍵盤を弾くだけで、誰でも簡単に音は出ます。しかし、ただ弾けば良いというものではなく、音楽として美しく演奏するためには、様々な「弾き方」があるんです。幼少時から少しずつ綺麗に弾くための技巧を学びます。初歩では「バーナムピアノテクニック」、少し進んだ生徒さんにはチェルニーの練習曲など。その他多数。

 

指作り

「ハノン」は指作りの教本で最もポピュラーなものです。これはピアノを弾くための「道具」である「しなやかで強い手指」を育てるためのものです。5本の指をくまなくトレーニングし将来的には、あらゆる難しさに対応できる指の能力を開発するためのものです。主に「5本指の練習」「スケール(音階)練習」「アルペジョ(分散和音)練習」があり、オクターブ連打などの高度なものもあります。

 

さて、これらの練習・・・いったいどれくらいやればピアノを本格的に弾きこなせるようになるでしょうか?これは個人差があり、ハッキリ言うことができません。プロのピアニスト(世界的ピアノコンクールに入賞するレベル)になるためには17歳頃までにあらゆる難曲を弾きこなせるテクニックが身についていないと無理だと言われています。頭も指も身体能力も柔軟なうちに、すべてを身につけることが要求されます。

 

しかし、趣味で楽しむためにそこまで到達しなくても大丈夫です。おおよそのめやすですが、チェルニー40番がきちんと弾きこなせて、バッハの平均律も数曲こなせていたなら、クラシックの名曲から、かなりのレパートリーを持つことができます。

いずれにしても、小学校高学年から中学の間にどれだけハードルをクリアできるか、、にかかっていると言えるでしょう。

 

「練習は量ではなく質だ!」と多くの指導者が語っていますが、個人差はあるものの「量」も絶対必要です。これは初歩の段階から言えることです。

たくさんの曲を弾くことで、楽譜を読むのことが早くなり、練習がスムーズに進むようになります。一方で何曲かは120%の完成度を目指して、自分のものになるまで弾き込むとよいですね。人前で弾く機会を多く持つことも大切です。

 

ピアノをある程度弾きこなせるようになるためには「覚悟」が要ります!でも好きであるなら必ずや壁を越えることが出来るはずです。そのためにも習い始める時の「本人の意志」は重要ですし、早期に始めた場合でも、ピアノが好きになるように指導することや、ご家庭の環境も大切になります。

 

そして「継続は力なり!」

習い始めた時のエネルギーを持続させ、なんとか止めずに続けていただきたいと思います。

音楽は一生の宝物なのですから!!

 

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嬉しい知らせ

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今日からゴールデンウィークですね。

昨日はプレミアム・フライデーとのことで、昼間っからビールを片手に宴会しているサラリーマンの姿がTVに映し出されていました。しかし、実際ほとんどの方は関係ないというか、非現実的なイベントのようですね。

その上、世界情勢も混沌としている中、大手を挙げてはしゃいでばかりもいられませんよね。小さな楽しみは自分なりにみつけて、時折、息抜きしましょう。

 

今日はレッスンもお休み。朝からGW用食材の調達へ。指もすっかり回復して、実は今お料理することがとても楽しいんです。まるで新婚時代のような新鮮さ(笑)

それもそのはず、ばね指の手術をしてから3週間ほど、夕食は「ワタミの宅食」にたよっていたからなのです。「宅食」はとてもよく出来ていて、栄養管理師が1週間ごとにバランスとカロリーを考えて献立を作っているので、これはこれで優れた食事だと感心しました。しかし、自分や家族が食べたいものが食べられない欲求不満と、作れない、という情けなさで、精神的に限界を迎えてしまった・・・というワケ。

まあ年配の方々にとっては、とても便利でありがたいシステムだと思うので、また将来機会があれば、たよりたいと思います。

 

話がそれました!

それで、スーパーで買い物を楽しみ、レジを出たところで、教え子のお母さまに再開しました。教え子のMちゃんは年中さんの時から高校卒業までレッスンに通ってくれていた大変優秀な生徒さんで、高3の時に参加したピアノステップではショパン作曲の「ノクターン第2番」をうっとりするような美しい音で聴かせてくれました。その時のことを、今でも忘れることができません。その後教育大に合格し、レッスンは中断となりました。

 

Mちゃんのお母様と少しお話しましたら、大学卒業後は小学校の非常勤講師として勤務し、この春、正規の教員になられたとのこと。「またピアノもやりたい」と言っている、と伺いました。

なんと教師冥利に尽きること!一時はステージに立つことも、レッスンに通うのも嫌がったことがあったのですが、なんとか続けるよう私もお母様も一丸となって支えたのです。もともと真面目で素直さもあり、スランプを克服して頑張りました。その彼女が教育者になるって!感無量です。

 

多くの子どもたちは小学校高学年から中学までで、教室を退会していきます。

しかし勉強や部活が忙しい中、なんとかふんばって高校卒業まで頑張れる生徒さんは存在します。「ピアノが好き」ということが先ずは条件ですが、好きなだけではなく「ふんばれる力」も必要です。そして「ふんばれる」生徒さんはかならずや自分の道を邁進していけるようにも思います。

 

ピアノレッスンで培った「継続力」と「忍耐力」で、これからも人生を切り開いていってほしいと願います。

GW初日、嬉しい知らせに、ほっこり・・・です。

連弾は たのしい遊び

4月も半ばを過ぎて、だいぶ暖かくなってきましたね。

この春、新生活に入った生徒さんたちは、少し疲れが出る頃ではないでしょうか?

新一年生や、保育園・幼稚園に入園した生徒さんは、この時期レッスンも少し低迷する場合があります。しかし、5月のゴールデンウィークを過ぎた頃には、すっかり慣れて、日々のスケジュールも難なくこなせるようになるでしょう。

 

今日はレッスンで取り入れている「連弾」について、お話したいと思います。

ピアノを始めたばかりの頃は、まだ弾く音が少なくて、生徒さんたちは何か物足りなさを感じるものです。早く両手で弾けるようになりたいけれど、ピアノは最初が肝心!ただ弾くだけではなく、音の出し方や手のフォームなどもきちんと覚えてマスターしていくことが大切です。でも、そんな厳しいレッスンだけでは楽しいはずのピアノがつまらないものになってしまいますね。

そこで、私の教室では初歩から音楽的に豊かな体験をしてもらえるよう、「連弾」を取り入れています。最初は先生が「伴奏」という形で生徒さんの横で弾きます。最初はうまく出来なくても、回を重ねるごとに生徒さんの演奏が生き生きしてきます。

 

初歩から「連弾」によって「アンサンブル」の感覚と楽しさを体験することは重要です。自分の出している音以外の音を「聴く」ことで、集中力や協調性を養うことができますね。ひいては「和声感」を身につけることに繋がります。

 

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写真は今、昨年秋に入会された4歳の生徒さんが使っている教材です。ほのぼのとした水彩画の絵本に、手書きタッチの楽譜が大きく書かれていて、小さい子供さんにも音符を認識しやすくなっています。

この本は私がピアノ教室を始めた頃(27年ほど前)から使用している幼児用の定番教材ですが、先生が弾く連弾用の楽譜(後方)も発売され、レッスンがより楽しく進められるようになりました。

 

連弾は音のバランス感覚や、相手との対話のような「掛け合い」もあり、上級になるほど奥が深く、高度なテクニックと音楽性を要求されます。しかし初歩では「遊び」の感覚をたいせつに、何より楽しく弾くことを目標としています。

 

また今年も小学生による「七夕会・ミニコンサート」で、連弾コーナーを設けます。そろそろ選曲も考えていますよ!

連弾楽譜をたくさん揃えて、、さあ、今年はみんなと何を弾きましょう?

名医のオーラ

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今日から新年度のレッスンが始動しました。新たなスタートです!

 

さて、昨日は病院「上肢の外科」へ。

先日手術した右手親指の抜糸をしてもらいました。診察では、順調に回復しているとのこと。自分でも驚くほど違和感は無く、日常生活の不便さもなくなりました。

ピアノ演奏でのオクターブ以上の和音やフォルテなどは、少しずつ慣らしていくように、(スポーツと一緒)と指導を受け、今日で通院も終了となりました。

そう、ピアニストは鍵盤上のアスリート!リハビリは鍵盤上で(笑)

 

今回私の手の治療をしてくださったK先生は手の外科専門医で、先端医療の技術を駆使する名医です。今は整形外科の手術で、腰の骨を手指に移植したり、リウマチなどで変形し、動かなくなった指でも、神経を繋げて修復したり、指に銅線を入れて修復する手術があるらしいのです。驚きです。自分が手を患って、ネットで色々調べましたら、知らなかった先端医療の世界を垣間見ることができました。

 

K先生は大変お優しくて丁寧、かつ迅速に処置をなさいます。診察室での対応がリズミカル!良い先生に出会えて本当に良かった!

沢山の様々な症状の患者さんに接する「医者」という仕事は、本当に大変な仕事であり、信念がないと出来ない仕事だとあらためて思うところです。繊細さも必要!

 

以前、ブログに「ピアノ教師」と「医者」は共通点がある、と書いた記憶がありますが、名医には及びません。

今回K先生のオーラを少しだけ分けて頂き、ピアノ指導にも生かしていきたいと思いました。まず大切なのは人間性ですね。

 

病院の帰り道、駅前の桜が街灯に浮かび上がって、とても美しかった!

決して大げさでなく、今日は心にひとつピリオドを打てました。

そしてまた次の章に入ります。

 

 

花のように、鳥のように・・

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4月に入り、開花が待たれていた桜も満開になりました。

今年ご入園・ご入学される生徒様、おめでとうございます!

また、新学年に向けて皆さん希望や夢に胸を膨らませていることでしょう。

 

今年度は一週間長く、レッスンのお休みをいただきました。ご心配をおかけしました指の回復も順調です。来週から新年度のレッスンが始動します。

今年度は早くも4月から、新入会の生徒さんが来られます。初々しい生徒さんとの出会いは、私の気持ちをさらに前向きにしてくれます。

 

昨日は、ピアノ指導者のお仲間の先生(私よりちょっと若い先生)が、指の回復を祝ってお食事に誘ってくださいました。指導法の話や演奏の話、いろいろなハプニングの話など、あふれんばかりにしゃべり続け、クタクタになって帰ってきました。

今週は、ピアノ教室開業以来、こんなにもゆっくり充電できたのは初めてではないか・・・と思う日々でした。ああ、指を患って良かったこと!

 

そして渡辺和子さんのエッセイ「置かれた場所で咲きなさい」を思い出すこの頃です。

私はお医者さんで言えば「町の開業医」的な存在。地域の子供さんたちや、趣味で習う様々な年齢層の方に、「音楽の喜びと楽しさを伝えたい!」この初心を忘れずに、これからも真摯に自分の仕事に向き合っていきたいと思います。もちろん「大学病院」とも連携しながら!

花のように置かれた場所で咲き、鳥のように自由自在な心で・・・

 

 

 

 ☟教室では春の無料体験レッスン受付中です!

www.piano.or.jp