芸術の秋。そろそろピアノを始めてみたら?とお思いの親御さんもおられますね。
また大人の方が始めるにも、良い季節と思います。
ご入会のお問合せで、導入教本は何ですか?というご質問をよくお受けします。
今日は、ピアノ教本に入る前の導入指導について、お話しましょう。
私はここ数年、「ロシアン奏法」を学んできました。
その成果を確かめたくて、ピアノステップなどの公開演奏の場を踏んでいます。奏法というものは、指導する先生によって皆ちがいます。私はピアノを習い始めてから、ワンレッスンも含めると実に7人もの先生に師事しました。
そして、8人目に松田紗依先生に出会いました。
先生との出会いは師弟関係ではなく、ピアノ指導者同士の横のつながりでした。そして、少しずつロシアン奏法を教えていただくようになりました。お互いに音楽家としてさまざまな刺激をしあいながら、お付き合いさせていただいています。
紗依先生は英国留学時にロシアン奏法を学び、帰国後自ら日本の子どもたち向けのピアノメソッドを「ピアノレッスン」という教本にまとめました。長い間、自費出版されていましたが、9月1日にカワイ出版より発売されました!
解説も多く、指導者はもとより日頃の練習に付き添う親御さんにも分かりやすい内容となっています。
就学前の小さいお子さんがピアノを習う場合、どうしても身体的な制約(手が小さい・指が弱いなど)を受けます。
その上、ピアノを弾くという作業は、音符を覚えたり、楽譜の読み方、リズムの把握、五線上の音符と鍵盤位置の把握などなど、覚えなければならないことが沢山あります。
私はこれまでは、小さい生徒さんには先ずは教本なしで、ピアノを弾く前の導入指導をしておりましたが、これからはこの本を使いながら、リズムとソルフェージュや簡単なリトミックを交えて導入指導にあたりたいと考えています。
お子さんが初めてピアノの鍵盤に触れる時が最も大切です。一音一音美しい音をめざすロシアンメソッドを初歩から取り入れ、心と共に豊かに響くピアノ教育を目指します。
もちろん大人の方にも、この奏法でお教えします。無駄な身体の力が抜けて、自然に良い音で弾けるようになります。
ロシアン奏法についての記述のある記事☟ご参考に。
yokoimapleiades.hatenablog.com
近年、日本でもようやく ロシアン奏法のメソッドが普及し始めました。
前述の松田紗依先生以外にも、メソッドはあります。動画がありましたので、掲載します。是非ご参考になさってください。