今月取り上げたのは、現代日本を代表する作曲家の一人、吉松隆さんの「4つの小さな夢の歌」より「5月の夢の歌」。
吉松隆氏は1953年東京都渋谷区生まれ。中学3年生の時クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部中退後、独学で作曲を学んだ異色の作曲家。作品はエネルギッシュな交響曲から愛らしいピアノ小品まで多種多様。
「5月の小さな夢の歌」は1997年、44歳の時の作品。この曲、左手の伴奏に5度音程を多用、長調か短調かを決める三和音の真ん中の音がないためか、独特の浮遊感を醸し出しています。癒し系の穏やかな、愛らしい佇まいの一曲です。
また、TVドラマ「ツレがうつになりまして。」や大河ドラマ「平清盛」の挿入曲としても採用されました。(平清盛の音楽はすべて吉松氏が担当)
ピティナピアノ曲辞典のYouTubeが限定公開のため、お手数ですがこちらからご試聴ください。↓
http://www.piano.or.jp/enc/pieces/20165/
楽譜はこちら↓
吉松隆 レグルス回路 ピアノ小品集 PIANO WORKS FROM JAPAN
- 作者: 吉松隆
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2012/02/06
- メディア: 楽譜
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る