私にとって、「ピアノ」と「書」はすごく近いところに、いつもあるんです。
幼い頃からずっと・・・
ピアノを弾く時の手のひらの感覚と、筆を持った時の手のひらの感覚、そして、コントロールの仕方も、本当によく似ているのです。
先日、お世話になっている先輩のピアノ演奏を聴く機会がありました。
前から聴いてほしいと言われていたものの、なかなか実現できずにいたのですが、やっと、聴くことができました。
曲はドビュッシーの「月の光」。
この曲は、私にとっても特別な思い入れがある曲なのですが、彼女にとっても特別な曲なのだとか。それだけに、メロディの輪郭の中に繊細な色彩が感じられる素敵な演奏でした。
彼女のピアノを聴きながら無性に書きたくなって、家に帰ってから演奏の印象を書にしてみました。(このようなことは、なかなか無いことです。)
少し細めの筆を使い、墨は比較的濃くクリアーな線を表現しました。
☝これはおまけ
書は「凍れる音楽」などと、よく言われます。
音楽が感じれれるような作品が書きたいな~といつも思っています。