今日は動きにくい「左手」の練習についてのお話です。
現代のピアノの導入教本は、ほとんどのものが「大譜表」を使って「真ん中のド」を中心に上下に音符を覚えながら、初歩から両手で弾くやり方です。
この方法はヘ音記号にも早く慣れることが出来て、効率のよい学び方だとは思いますが、生徒さんの年齢や能力によっては、なかなか左手を思うように動かすことが出来なかったり、ト音記号とヘ音記号の譜読みが混乱してしまう子供さんもいます。
そのような場合、大譜表での譜読みや弾く練習をしながら、左手だけを別に沢山練習すると、かなり音符読みも確実になってきて、左の指も動きやすくなるようです。
私の教室では、導入段階をあせらず、このような苦手意識をきちんと取りのぞいてあげておくことで、その後、練習に乗ってきたときに一気に上達するケースを多く経験してきました。
「早く曲らしい曲が弾けるようになってほしい」と、教師も親御さんも期待したり、焦ったりしがちですが、「急がば回れ!」なんですね。
ピアノが弾けないときでも、「指のたいそう」をしたり、左手でいろんなことをやってみたり・・・たとえば、「あやとり」「お手玉」などは、左右の手を均等に使うので、遊びとしては◎ですよ!
是非ご家族で楽しんでみてくださいね。
「こどものひだりて」教本を四苦八苦してなんとか弾いていたいた生徒さんも、今は両手で上手に弾いています。頑張った分、弾けることの喜びも一層大きいのでしょう(^^♪
☟大活躍の左手教本 絵も可愛くて、みんなのやる気もUp!
☟調べてみると、あやとりの本は想像以上に沢山出版されていました。
私が子供だったころは、おばあちゃんからの伝授でしたが^^