最近、日本の代表的な唱歌「ふるさと」や「赤とんぼ」の曲を知らない子供たちが増えています。
近年、学校で音楽の時間に取り上げられる曲は、私が子供だった頃とは様変わりしているようです。時は流れ言葉は変容し、価値観も多様化し、欧米の文化が入って定着した今日、日本の民謡などというものは、お蔵入りさせられてしまうのか?また、保存するためには文化遺産にでもしないと消えてしまうのか?なにか遠いところへ行ってしまうような気がして寂しいな、と思っていました。
そんな中、楽しみにしていた楽譜が届きました。
すぐに頁を開いて、ぽろぽろと弾いてみました。忘れかけていた曲に、子供の頃を思い出し、うるうる。大好きな「ふるさと」もありました。
民族音楽はそれぞれ独自の旋法があり、その土地の気候や風俗などが、長い年月をかけて育んできたものです。
現代の子供たちに受け継いでいって欲しい日本の心。レッスンでも取り上げてみたいと思っています。
後藤ミカ編曲「日本の民謡」 *ちなみにこの楽譜は海外出版です。