先日お散歩中に変わった雲を発見しました!
暑い日が続きますね。
日本列島には台風がたて続けにやってきて、関東以北の地域では被害が心配です。
北海道では広大な玉ねぎ畑が収穫直前に冠水したと報道されていました。あゝ食卓に欠かせない玉ねぎがーー、悲しいです。
台風の地域の方は十分にお気をつけくださいね。
さて、こんな広告を時折ネット上で目にするこの頃・・・
「先生がお家に来てくれる・・・出張ピアノレッスン」
「お子様を安全な環境で・・・」
「安全」って、通学途上の安全を考えて言っているのかなー?そこまで、日本の治安は悪くなってないことを信じます。それにしても過保護すぎますよね。
いろいろと調べましたら、最近全国ネットで展開している出張ピアノ教室があるんです。営業妨害する気持ちは毛頭ないのですが、大人ならともかく、出張レッスンは子供たちにあまり良い効果をもたらさないのではないか・・・と、個人的には思います。
何故良くないのか?
①先生の家に行く、という緊張感がない。
レッスンに行くときの、着替えたり、忘れ物がないか確認したりする緊張感がなくなる。すると、当然レッスンそのものにも緊張感が薄れてしまう。
②教える側もやりにくい
生徒さんの家でレッスンするということは、親御さんが近くにいますね。そのような環境では生徒さんを叱りにくいため、けじめのある指導は不可能と言えます。
③週1回でもグランドピアノでの練習を
ご家庭にグランドピアノがあれば良いですが、私は導入期から週1回でもグランドピアノで練習することは大切だと思っています。小さい子供さんほど、必要なことです。
考えてみると、最近共働きのご家庭が増えて、小学校1年生でも夜7時を過ぎないと教室に来られないというケースも多いですね。夕ご飯も食べずにやってきて、うとうと、あくびが出てしまう生徒さんもいます。
「夜遅くても先生が来てくれたら・・・」という時代のニーズがあるのかも知れません。
一概に出張レッスンを否定することは出来ないけれど、出来れば先生のところへ通い、グランドピアノでの練習だけでなく、楽譜が棚に沢山並んでいるのを見たり、時には本格ステレオでCDなどを聴かせてもらったりすることも大切かな?と思います。
仲の良いお友達と時間が合えば、少しレッスン時間を重ねて連弾などに取り組むことも出来ます。
私も子供の時、先生のお宅に伺うと、レッスン室に楽譜が沢山あって、もう、それだけで興奮してしまいました。まだまだ輸入楽譜など少ない時代に、素敵な装丁の楽譜や、わら半紙(すっかり絶滅しましたが)に印刷されたような博物館にあるような古い楽譜を見せて頂いたりしました。
そういった雰囲気から、子供ってなにかを学ぶものなんです。
「可愛い子には旅をさせよ」
・・・親のいないところでこそ、子供は成長するものです。