きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

貴重な体験

皆さまいかがお過ごしですか?

まだ、5月だというのに暑いですね!

今日の京都は31度をこえ、明日は猛暑日になるのでは?とのことです。

暑さに慣れていないこの時期の高温は身体にこたえますね。無理をせず、休養をきちんととって、ご飯もモリモリ食べましょう!

 

 

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さて、5月19日(日)に京都は寺町二条にある旭堂楽器店さんの「サンホール」にて、ピティナ・ピアノステップ、御所南地区が開催され、当教室から2名の生徒さんが参加しました。

一人は1月の醍醐ステップにインフルで欠場した生徒さんの振替ステージ。もう一人は、3月から私の教室に入会された小1の女の子です。二人とも練習をきちんとされ、本番が一番上手でした。

 

こちらのステップは、「世界三大ピアノ」とよばれるスタインウェイ・ベヒシュタイン・ベーゼンドルファーの中から、自由にピアノを選んで演奏できるという、画期的な企画。子供の時から、こんな素晴らしいピアノを弾き比べ出来るなんて、本当に貴重な体験になります!

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インフルの振替の小5の生徒さんは、今回は元気に演奏をしてくれて、私もホッとしました。小3の終わりくらいからという、少し遅めにピアノを習い始めた彼女ですが、最近はずいぶん指が出来てきて、これからが楽しみな生徒さんです。

 

そして、小1の生徒さんはステップに出るのも、人前で弾くのも初めて。その上、第1部の2番だったのですが、1番の幼児がぐずって出演しなかったので、1番に弾くことになってしまったのです。にも関わらず、1曲目はベヒシュタイン、2曲目はスタインウェイを見事に弾きこなし、観ていたお客さんから「すごーい!」のどよめきが。。

たいがい、小さい子の場合、1番で弾くのは大変な場合が多いのですが、彼女は物怖じしない性格で、何の問題もなかったようでした。ピアノが大好きな気持ちも伝わりました。

結果、私が予想した通り、Sの評価をもらってきました。レッスンではS賞の「ごほうびカップ」を授与し、記念撮影。「これからもいっぱいれんしゅうするー!」と意気込んでいました。

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保護者の方も本当にお疲れ様でした。子供さんのステージはいかがでしたか?

これからも一歩一歩の成長を見守ってあげてくださいね。

 

 

次は、教室での七夕ミニコンサートに向かって練習です。

最近は「赤とんぼ」も「ふるさと」も知らないという子供さんが増えているので、今年はみんなで日本の民謡や童謡を弾きます。

 

新しい時代「令和」に

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世界遺産平等院の入り口にある藤棚。霧雨にしっとりとした風情でした。※4月30日      

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皆さん、新しい時代が始まりましたね。

令和、おめでとうございます!

 

昨日は何故か大晦日のような気持ちになり、大掃除をして家をピカピカに。

ピアノも綺麗に磨き上げました。

気持ちが整い、今日は元旦のような清々しい気持ちで朝を迎えました。

元号が「平成」から「令和」に変わっても、私自身は何ら変わることはありません。

いつものように日々の日課をこなし、美しいものを美しいと感じ、楽しいことも苦しいことも身体ごと受け止めて笑ったり、泣いたり。

そして、これからも人と人との繋がりを大切に生きていきたいと思います。

 

先ほど新天皇陛下が、即位後初めてのお言葉を述べられておりました。その中に「自己研鑽に励み・・・」とありましたが、深く心に響きました。

「自己研鑽」は私にとっても人生のテーマです。書家であった父の教えでもありました。「芸術に生きる者は常に技術の鍛錬に励まなくては、人を喜ばせることは出来ない。」と。

また、「芸術とは日常の生活を美しく彩るもの。そして、自分自身と向き合うこと。」とも。

 

令は美しい(麗しい)、和は万物の調和でしょうか?

平成の30年間は災害こそ多かったけれども、戦争がない時代でした。世界では紛争や戦争が絶えない中で、このことは日本が誇るべきことではないでしょうか?

新しい時代「令和」も美しい国、平和で文化的な生活が出来る日本であり続けることを願ってやみません。

 

 

連休は、7月に開催する七夕コンサートの選曲と企画を思案中。今年は、「伝えたい、日本の民謡・唱歌」と題して、日本の曲を皆さんに弾いてもらおうかしら?と思っています。最近は「ふるさと」や「赤とんぼ」を知らない子どもたちが増えています。悲しいことです。

「令和」は日本の国書、「万葉集」から引用されたとのことで、日本の文化に注目が集まっています。音楽にも素晴らしい日本の古典があるのですから!

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では、ゴールデンウイーク後半もお元気にお過ごしください。このところ雨が続き気温も低かったので、お天気が回復すると良いですね。

 

 

 

新年度

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              住宅地の桜は初々しい咲き始め

 

4月を迎え、気持ちも新たに新年度が始まります。

今週はレッスンも春休みをいただいております。

季節外れの寒さが続く関西では桜の開花がのんびりですが、昨日は近くの住宅地の桜がずいぶん咲いていました。五分咲きくらいかしら?桜が咲くと、パっ!と街が明るくなります。

新しい元号も「令和」と発表され、世の中も明るい空気で満たされているようですね。

 

休みの間は2018年度の皆勤賞・精勤賞の準備やその他、新年度の事務的なお仕事に追われました。

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先週、1月の醍醐ステップにインフルエンザで欠場した生徒さんが、大津でのステップに振替参加し、結果をもってきてくれました。私は聴きにいくことが出来ず残念でしたが、頑張ったようです。好成績でした。生徒さん本人は、あまり納得していないようでしたが、その様子に成長を感じました。流石、この4月から中学生になるだけあります。自分に厳しくなってきています。

中学生になると、いろいろと環境が変わり、ピアノの練習時間を捻出できない生徒さんも増えますが、「時間は作らないとない」ということをお話しています。生活の中に無理なく練習時間を組み入れることが出来れば、細くても長く続けられることでしょう。

 

今週末は、この春中2になる女の子の教室での発表会。お母様にも来て頂き、練習の成果を聴いて頂きます。部活でピアノステップなどへの参加が難しく、教室での発表会をすることで目標をもって練習しているのです。私も楽しみにしています。

 

様々な年齢の生徒さんたち(現在5歳~82歳まで)おひとりお一人と向き合い、今年度も音楽の楽しさ、素晴らしさ、厳しさを伝えられるよう、私も日々、勉強です。

新たな気持ちで、新年度のレッスンは9日からです。

せんせ~い、ピアノきたよ!

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3月も半ばを過ぎると、日に日に陽が長くなるのを感じますね。

昨日はご近所のコーヒー店のお庭の大木に住む、ウグイスの初鳴きで目がさめました。

寒さが戻ってきた中、宇治川畔を散策。中州の「塔の島」の枝垂桜がピンク色に蕾を膨らませていました。もう一歩の春の訪れを待ちながら、世界遺産宇治上神社まで足をのばしました。遠目の桜はどれも淡いピンク色。開花前のエネルギーに満ちた風景も魅力です。

 

 

さて先日、年長さんの男の子が満面の笑みでレッスンに現れると、「せんせ~い、ピアノきたよ!今までのとやっぱりぜんぜんちゃうよー!!」(ちゃう、は関西弁で違うということ)と嬉しそうな声。というか、叫び!

お母様のお話では、お父さまの実家にあった古いピアノを修理・調律して、自宅に持ってこられたらしいのです。

これまでも、練習はしていたものの、いま一つピアノに対する積極性がなかったように感じていましたが、その日からは弾き方も「ぜんぜんちゃうやん!」と、私もその変化に驚いたのでした。

 

やはり楽器は大事です。電子ピアノでは出来なかったことが、アコースティックピアノに変えると、出来るようになっていきます。

良い楽器を持つと「最後は楽器が奏でてくれる」と言われますが、私も自宅のピアノをベヒシュタインにして、その言葉の本質が分かるようになりました。

もちろん演奏技術を磨くことは必要ですが、いくら鍛錬しても最後はピアノ次第のところはありますね。

 

良いピアノは、弾き手の心を映し出す鏡のようです。ピアノの奥の深さがわかるようになるには長い年月が必要ですが、皆さんもピアノを自分のパートナーとして、大切に弾き続けていって欲しいと思っています。

 

期間限定?

 

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   御香宮天満宮にて。境内には名水100選に選ばれている「御香水」が湧き出ています。

 

 

ああ、、本当にやめてしまった~

小学校1年生の時から習っていたS君は今小学校4年生。もうすぐ5年生になるところでした。

彼が入会した時のお母様の言葉を、私は忘れてはいなかった・・

「先生、4年生までは習わせようと思います。」

 

とても頭の回転がよく、やんちゃ君だった彼はピアノもなかなか良いセンスで弾くことが出来、自分の意見もハッキリと言える子供さんで、リズム感も良く、ピアノステップではSを取得したこともあり、私は彼とのレッスンの時間をとても楽しみにしていました。

 

彼は最後のレッスンの日、「ピアノは好きだけど他の習い事が沢山あって、思うように練習ができない」と語っていました。

毎日様々な習い事をしているようで、そろばん、英語、書道、スイミング、そしてピアノ。この習い事の中から2つに絞るということを余儀なくされたようでした。5年生からは学習塾にも通うということです。

 

教える側から見ると、なんともったいないことか。導入・基礎段階を過ぎて、さあこれから本当にピアノ(音楽)の面白さが分かってくるというところで、やめてしまうなんて。

4年くらい習っただけでは、自分で弾きこなすことは難しいです。今までお月謝を払って一生懸命通ったのに、本当にもったいない!

 

先日、ピアノ教師仲間の先生とお会いした時も、このような「期間限定」のケースが増えてきているというお話で盛り上がった(笑)いや、笑っている場合ではない。習い事は習熟してモノになるまで、長い年月がかかることを、保護者の方々にきちんとお伝えしなければ。

 

まもなく新年度を迎えますが、お子様にピアノを習わせてみたいとお考えの保護者様へ、私からのメッセージです。

1.最低10年は習うつもりで始めていただきたいです。

2.「がまん」することを子供に諭さなければ、お稽古ごとは成り立ちません。

3.「ちょっと弾けるようになれば良い」という考えが子供さんに与える影響を考えて。

4.続けることで分かること、見えてくるものがあるのです。「継続は力なり」

5.結果を早く出そうとしないことです。子供が伸びる時期はそれぞれです。

 

 

以前ブログにも書きましたが、長く続けている生徒さんは、親御さんが「できるだけ長く続けて欲しい」という気持ちをお持ちです。

 

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教えすぎないレッスン

今日は立春ですね。暦の上では今日から春。陽射しも明るくなってきましたし、日も長くなってきたと感じています。

ご無沙汰しましたが、久しぶりのブログ更新です。

 

去る1月20日(日)醍醐地区ピアノステップが開催され、当教室の生徒さんも多数参加しました。

今回は私が11月にケガをしてしまった為、練習の前半は生徒さんに出来るだけ「自力で」練習してもらいましたが、そのことが功を奏した面もあり、私も指導の上で新たな発見がありました。

 

まず、「自分で考える力」が発揮されたこと。譜読み段階では楽譜とにらめっこで、とにかく自分で弾いてみる事になりましたから、様々な奏法や記号も過去に習ったことを思い出したり復習したりと、生徒さんたちはだいぶ「自立」に向かえたように思います。

そして、私が少し弾けるようになってからは、教えたいことが10あっても、教えないレッスンにしました。7くらい教えて、残りの3は生徒さんたちに考えてもらうようにしました。

もしかしたら、今まで私は教えすぎていたかも知れない、と思ったのです。最初から上手くできなくてもいい。今回はS賞なんてとれなくてもいい。自立をめざしたレッスンをしよう!と考えました。教えすぎないレッスンって大事だな、、と。

最後の1週間は私が弾いてかなり修正しましたが、それでも何か個性が生かされた仕上がりになったのではないか?と感じています。

 

Sは期待していなかったのですが、今回は年長くんが評価のSをもらいました。集中力のある、とても元気な演奏でした。(ピアノステップはアドバイザーと呼ばれる先生方が講評をやさしくメッセージ用紙に書いてくださり、S,A,B,C,Dの印象評価がもらえる公開のステージです。)

弾いた後のこどもたちの笑顔は私のエネルギー源です!

 

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    S賞は貯金箱にもなる、ごほうびカップを授与🏆

 

 

 

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           ステップ終了後、生徒さんたちから感想のお手紙をいただきます❤

 

毎年多くの生徒さんが醍醐ステップに参加していますが、今年はインフルエンザが猛威を振るっている為か、二人の生徒さんが当日発熱で参加できなくなってしまい大変残念でした。しかし、一年以内なら他地区へ振替することができるので、また気持ちもあらたに参加してほしいと思います。

 

今回はケガをしたことで、生徒さんたちの優しさを感じたり、新たな発見があったり、辛いことがあっても、そのすぐそばに喜びと笑顔がありました。無事に生徒さんたちをステージに送り出すことができて、ホッとしています。

保護者の方々にもご心配をおかけいたしましたが、生徒さんたちはとても頼もしく、頑張ってくれたと思います。

 

今月は新入会の生徒さんも来ます。私もまた新たなスタートです!

おめでとう!2019

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      宇治橋より宇治川を望む。初日の出。今年は良いお天気に恵まれました。

 

 

新年、明けましておめでとうございます。

 

早いものでお正月も6日。今年は右手がまだ少し不自由なため、ゆっくり、のんびりした年末年始を過ごしました。人混みに出たのは初詣だけ。まだ人とぶつかったり、転んだりすると大変なので、お取り寄せの高級?おせちを頂き、普段は長くて全楽章通して聴くことが出来ない交響曲を聴いたり、溜まった録画を観たり、本を読んで過ごしました。

 

今日は日曜日ですが、今月20日に生徒さんたちの演奏会「ピアノステップ」が開催されることから、そのリハーサル会(弾き合い会)のプログラムを作成しました。また、参加にあたっての注意事項などの印刷物の作成もしました。

 

人前で演奏を披露することは、ピアノ学習において大変重要なことです。発表することが「ゴール」だからです。ゴールがないのに走り続けることはできませんよね。やはり「ゴール」という目標があるからこそ頑張れるのです。そして上手になっていくのです。

ピアノの練習というのは大変孤独な作業です。他の楽器はアンサンブルなどの機会も多いですが、ピアノはピアノ一台で音楽が完結出来てしまうので、なおさら一人で黙々と・・・となりがち。

発表の場では、同じ年齢の子供たちや、先輩など様々な「同志」と出会うことができます。そのことが、やる気のアップにも繋がると思います。

自分が演奏し終えたら終わり、というのではなく、他の出演者の演奏も是非興味をもって聴いて頂きたいと思います。将来弾きたい曲に出逢うチャンスでもありますね。

 

ピアノステップに生徒さんを送り出すことは、私にとっても節目になります。残りの数週間、最後まであきらめずにやり抜いて欲しいと思います。楽しみながら、ね。

芸術は「これでいい」と思ったら上達が止まります。だから100点はないと言えます。自分に厳しく、「まだまだ良くなる」「もっと美しくなる」と、最後までやり尽くしたときに、ステージに音楽の神様が降りてくるのです。

 

今年も年初めから大きなイベントで幕開けです。

生徒さん一人一人の個性と真摯に向き合い、充実したレッスンを目指します。

本年もよろしくお願いいたします。