宇治橋より宇治川を望む。初日の出。今年は良いお天気に恵まれました。
新年、明けましておめでとうございます。
早いものでお正月も6日。今年は右手がまだ少し不自由なため、ゆっくり、のんびりした年末年始を過ごしました。人混みに出たのは初詣だけ。まだ人とぶつかったり、転んだりすると大変なので、お取り寄せの高級?おせちを頂き、普段は長くて全楽章通して聴くことが出来ない交響曲を聴いたり、溜まった録画を観たり、本を読んで過ごしました。
今日は日曜日ですが、今月20日に生徒さんたちの演奏会「ピアノステップ」が開催されることから、そのリハーサル会(弾き合い会)のプログラムを作成しました。また、参加にあたっての注意事項などの印刷物の作成もしました。
人前で演奏を披露することは、ピアノ学習において大変重要なことです。発表することが「ゴール」だからです。ゴールがないのに走り続けることはできませんよね。やはり「ゴール」という目標があるからこそ頑張れるのです。そして上手になっていくのです。
ピアノの練習というのは大変孤独な作業です。他の楽器はアンサンブルなどの機会も多いですが、ピアノはピアノ一台で音楽が完結出来てしまうので、なおさら一人で黙々と・・・となりがち。
発表の場では、同じ年齢の子供たちや、先輩など様々な「同志」と出会うことができます。そのことが、やる気のアップにも繋がると思います。
自分が演奏し終えたら終わり、というのではなく、他の出演者の演奏も是非興味をもって聴いて頂きたいと思います。将来弾きたい曲に出逢うチャンスでもありますね。
ピアノステップに生徒さんを送り出すことは、私にとっても節目になります。残りの数週間、最後まであきらめずにやり抜いて欲しいと思います。楽しみながら、ね。
芸術は「これでいい」と思ったら上達が止まります。だから100点はないと言えます。自分に厳しく、「まだまだ良くなる」「もっと美しくなる」と、最後までやり尽くしたときに、ステージに音楽の神様が降りてくるのです。
今年も年初めから大きなイベントで幕開けです。
生徒さん一人一人の個性と真摯に向き合い、充実したレッスンを目指します。
本年もよろしくお願いいたします。