北欧と北欧音楽への憧れはこの人との出会いから始まりました。
今は、左手のピアニストになってしまった、フィンランド在住の日本人ピアニスト、舘野泉さんです。現在79歳。
舘野さんのピアノを初めて聴いたのは、高校2年生の時。まだ東京にサントリーホールもオペラシティも東京芸術劇場もなかった時代、東京文化会館での「ラフマニノフピアノ協奏曲第3番」でした。当時は東京でもラフマニノフをプログラムにするピアニストは少なかったのです。
その温かみのある美しい音色に魅了されました。
北欧音楽の魅力を伝え続けてきた舘野さんの本が新装改定版で再販されました。初版は1986年。
舘野さんの若き日のフィンランドと音楽への思いがたくさん詰まった本!あっと言う間に読み進みました。
フィンランドって、日本に似ています。