11月15日(日)京都修学院地区ピアノステップ(公開演奏会)に参加しました。
雨が心配されていましたが、朝には雨が上がり私が出演する午後からは晴れ間がのぞき始めました。
雨上がりの白川通り
アトリエ松田・エントランス
京都では年間を通して5か所でステップが開催されていますが、いつもスタッフとして裏方の仕事をしているので、京都のステップで演奏したことはありませんでした。
今回の会場は1936年に彫刻家の松田尚之氏が建てたアトリエを改装し、「音のアトリエ」としてコンサートサロンとして利用されています。
また普段は、音楽を学ぶ方やピアノ指導者の研究・交流の場でもあります。
高い天井に漆喰の壁、木の温もりたっぷりの空間には、スタインウェイピアノ。周囲には、故松田尚之氏の彫刻が展示されています。芸術的な凛とした空気が漂います。
アトリエ松田 http://www.oto-no-atelier.com/
今回は地元京都ということで少し緊張気味でしたが、演奏前に聴いた「トークコンサート」はとっても楽しい連弾曲で、だいぶ気分がほぐれました!
しかし、本番での演奏は実力を発揮しきれなかった・・・本番で練習通りに弾くことは難しいことは分かっているけれど、納得いかない。。特にカスキの曲は繊細さを表現しきれなかったと思う。練習で出来るようになってきていた多彩な色合いの変化も、微妙なタッチの違いも、本番では出せなかった。
悔しさが残った。
今回はステージ参加が10回目ということで、継続表彰も受けました。弾く前までは、もういい歳なんだし、ピアノ指導者で自らステージに立とうという人も多くはないのだから、「10回でやめておこう」と思っていたのですが、「このままじゃ終われない」という気もしてきて、フィギュアスケートの真央ちゃんではないけれど、少し休養して考えようかと思っています。
11回目に臨むかどうかは、いまのところ「ハーフハーフ」 笑。
プログラム&10回継続記念品の盾
でも、いつか弾いてみたかった憧れの場所で弾くことが出来て、本当に嬉しかったです。ピアノを通しての様々な出会いや周囲の励ましに感謝を込めて弾きました。体調を戻すためにもピアノと向き合ったのだから、これでよし、とすることにします。(立ち直り早すぎ!?)
ピアノは人生そのもの。今回ご一緒した参加者の方々の演奏も、それぞれの思いや熱意が感じられました、60歳代?の方の涙が出そうになる素敵な演奏もありました。人生の厚み・深みが音になるんですね~。
「自分自身を語る」それが演奏というもの。そう思うと、私はまだまだだなー、と思います。
アドバイザーの先生方、スタッフの皆さん、ありがとうございました!
とっても温かな雰囲気のピアノステップでした。