京都府立植物園にて
こんにちは。
関西地方も梅雨入りしましたね。今日は早くも梅雨の晴れ間ですが、蒸し暑いです。
6月19日のピアノステップ・7月2日の七夕会・そしてコンクール、と生徒さんも私も大忙し・・・ブログの更新がすっかり遅れてしまいました。
ピティナ・ピアノコンペティションのC級課題曲に、デュセックの「ソナチネ」があります。この終楽章は、メヌエットのテンポで、と速度指示があります。
そこで、今日は「メヌエット」について、お話してみましょう。
メヌエットはバロックダンス(宮廷舞踊)の舞曲の一つで、比較的ゆっくりしたテンポで踊られます。リズムは3拍×2の6ステップを一つの単位としています。
ですからメヌエットを弾く時は、楽譜には3拍子と書かれていても、実際には6拍子(2小節)を一つのまとまりとして捉え、流れを感じて演奏します。
皆さんがよく知っているバッハのメヌエットなどを聴いてみると、なるほど!と思うに違いありません。
C級課題曲のデュシークの「ソナチネ」もメヌエットのテンポですから、2小節単位で曲が進んでいく感じがわかりますね。
先日のレッスンでは、バッハのメヌエットの伴奏を、このソナチネ風にして弾いてみたところ、生徒さんにはとてもわかりやすいようでした。
「先生、すごい!」と感嘆の声も。
今弾いている曲に関連付けて、色々な曲を聴いたり弾いたりすることが、とても良い勉強になるんですね。
感覚をつかむためには、「メヌエット」と名が付く曲を片っ端から聴いてみるのも良いでしょう。
但し、ソナチネは古典期の曲であり、バロックのメヌエットとは少し違います。特にテンポは速めですね。それぞれの時代の空気というものがあるのです。
時代が進むにつれ速い曲が現れます。