節分、立春を過ぎても、まだまだ寒い日々が続きますね。
今日は朝から楽譜の探し物。昔購入した沢山の楽譜を引っぱりだしては眺め、弾いたことを思い出すと共に、あらためて楽譜の美しさを感じました。特に輸入楽譜には美術品のような美しさのものも多いのです。
探し物をしていたのに、だいぶ寄り道(笑)
写真はすべてC.ドビュッシーの楽譜。
実は私、ドビュッシー楽譜のコレクターでもあるんです(^^♪
☝文字のデザインも美しい。右は木版画のタッチ。
最近はプリント楽譜といって、インターネットでダウンロード出来るものや、PiaScoreなどのソフトウェア(電子楽譜とでもいうのかしら?)などが登場して、本になっている楽譜は衰退してしまうのか、という危機感もあるのですが、私のようなアナログ人間は、まだまだ紙の楽譜を支持します。
同じような現象は音楽のソフトウェアや書籍にも起きている。
便利になったと言えるかも知れないけれど、その分、文化は確実に薄っぺらくなっていくような気がする。
表紙あっての楽譜や書籍、ジャケットあってのレコードやCD。それらは、作品としての総合芸術だと私は思う。
そして譜面そのものも、作曲家の自筆譜から専門家の手によって緻密に「浄書」される。その技術は高度な音楽知識と、音楽性が必要な職人芸と言えるものです。
(現代は作曲家自身が「楽譜作成ソフト」を使って譜面を書いている場合も多い。)
絵を見て音楽を感じたり、表紙を見てストーリーをイメージしたり・・・
そういった感性を大切にしたい。
楽譜のデザインを見ると、素敵なイメージも湧いてきます。また、出版社のお国柄も感じられます。
そんな気持ちのゆとりが、音楽をする者として必要かなと思いながら、すっかり楽譜を眺めながらの整理で朝の時間が過ぎてしまいました。。
探していた楽譜?
はい、ちゃんと見つかりましたよ(^^)v