今年は12月に入ってから急激に、真冬のような寒さが続くここ京都。私が苦手な冬の到来です。
今日明日は、また大寒波の襲来だとか・・・
この季節「肩こり」「指先の冷え」などに悩まされます。私が生まれ育った東京に比べて、冬は寒いし夏は暑い京都。25年以上住んでも、一向に慣れることはありません。冬は特に内陸部特有の「底冷え」。こういう寒さは東京では経験したことがありませんでしたから、こたえます><
ピアノを弾くにもちょっとした苦労が・・・弾く一時間前には部屋を暖め、ふたも開けて鍵盤を暖めておきます。(鍵盤にカイロを置く!!??)そうしないと鍵盤は、白と黒の氷!
この時期、元気にピアノを弾くために、特に欠かせないのは毎日のストレッチ。私は簡単なヨガに、いくつかのストレッチ体操をプラスしたものをピアノを弾く前に行い、温かいものを飲んで身体を暖めます。そして最後に指のストレッチ。指を最後にするのは理由があって、手が冷たい状態でストレッチをしても、あまり効果がなく指を痛めてしまう可能性も高いからなのです。
ピアノを弾くには身体も心も柔らかくないと上手く弾けません。歳を重ねる度に、ストレッチは重要になります。だんだん身体が固くなってしまいますからね。
師走の慌しさのなかでも、ゆったりとした時間を持ち、決して義務的にならないようにピアノを弾く時間を持ちたい。。
ついつい「弾かなければ・・・」と義務的になることが。しかしそれは音楽に対して失礼なこと。
アメリカの音楽教育家、セイモア・バースタイン氏は、ピアノを弾く時大切なことは「自分の中の子供」を感じることだ、と著書のなかで語っています。リラックスして、無邪気に楽しんで弾くことだと。
ピアノと向き合う時間は、身体と心を解放する時間でありたい、と思います。
子供時代がだんだん遠くなっても、あの日に帰って。