きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

練習の順番について

今日は、ご家庭での練習の仕方についてのQ&Aです。生徒様には個々にご相談をお受けしますので、ご連絡ください。

 

Q:子供の毎日のピアノの練習、教材が何種類かありますが、どの順番でするのが良いのですか?いつもハノンをやって、練習曲をしてから、他の曲をやっています。でも、集中力が続かないようで、最後の方は練習に気が入っていないようです。

 

A:レッスンの時は、ハノンなどの指練習→練習曲→楽曲(時代が古い順)という順番が一般的なんですが、私はその時の生徒さんの進度や状態で、臨機応変に変えています。(順番、厳守している先生もおられます)

特に小さいお子さん(小学校低学年まで)は集中力も長続きしませんし、その日の体調などでも練習がうまく進まないこともあります。ですからご家庭でも、いつもハノンからしなくて良いのです。

家庭での練習をおおまかに分類すると

1.基礎トレーニング(ハノン・ピシュナなどの指練習、スケール・アルペジョ)

2、練習曲(教則本を含む)

3、楽曲(時代により四期に分類される)

4、ソルフェージュ・リズム・楽典などのワーク

5、その他

に分けることができます。これを、一度にするのではなく、時間を区切ってする方法もあります。登校前にする・帰宅後すぐする・宿題の合間にピアノを入れる・食事の前後に分けるなどです。

登校前、つまり「朝練」では大きな音は出せませんから、弱音器やヘッドホンをつけて(サイレントピアノの場合)新しくもらった曲の譜読みをしたり、ソルフェージュやリズム打ちの練習をするなどの時間に当てます。たとえ5分~10分くらいでも、毎日習慣にすると大きな進歩をもたらします。ピアニストの岩崎淑さんも子供の頃から「朝練」にはまっていた!?らしいですよ。(寝起きのまま、顔も歯も洗わないうちにするのだそうです。)

ピアノに向かえるまとまった時間が取れるときでも、練習はワンパターンにならないようにしましょう。順番は日々変えた方が、練習効率は良いはずです。例えば、学校の時間割も曜日によってランダムになっていますよね。

 

お子さんの毎日の練習のサポートは、親御さんにとっては大変な「仕事」だと思いますが、子供さんが自立して練習できるようになることが目標です。過保護になり過ぎると、自分からピアノに向かうようにならなくなりますし、放任では子供さんもどうしてよいかわからないのです。「付かず離れず」「見守る」をキーワードに導入・初級の時期をうまく乗り切って頂きたいと思います。