きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

ピアノと呼吸

今朝は清々しい9月の風。花壇の花たちに水やりをしたら、大きく深呼吸してみたくなりました。身体が芯から目覚める感じです。

そんなわけで、今日は呼吸のお話です。

 

ピアノは呼吸しなくても弾けてしまう。これ、落とし穴です。多くの楽器(歌も含めて)は、呼吸しなければ演奏できないのです。

呼吸を意識的にしながら弾くことで、ピアノ演奏も命を吹き込まれるように、生き生きしてきます。私のレッスンでは、幼少の生徒さんにもこれを注意深く指導しています。

 

呼吸、呼吸とお話していたら、以前レッスンでこんなこともありました。

細かいスラーごとに「シー、ハー」と息をするので、そんなに沢山したら、くたびれてしまうわよ。とある生徒さんに言いました。すると、「私、スイミングやってるの。」と、想定外のお返事。話を聞くとクロールの時、腕をひとかきするたびに息継ぎをしないと、泳げないのだという。

真剣な表情で話をする生徒さんでしたが、思わず笑ってしまいましたが。

「じゃあ、クロールじゃなくてー、、、」と、考え込んでしまった生徒さん。呼吸を意識しつつ、ピアノを弾きながらも心はスイミングに飛んでいたのかしら??

 

呼吸は普段、無意識にしているのですが、ピアノを弾くと息を止めてしまう人が多いのです。特に初心者の方は、レッスンの緊張も手伝ってか、息がつまりそう!?

呼吸を意識的に行えば、身体の血のめぐりも良くなり、指も動きやすくなりますね。

 

季節は秋へ。何をするにも良い時期を迎えます。呼吸をして、肩の力をぬいて、いろんなことにチャレンジしてみたいこの頃です。