ピアノを『真剣に』弾きたくなって・・・
と言っても、日頃弾いていないわけではありませんが、難曲や長い曲は気持ちに勢いが必要です。
今、ドビュッシーの「版画」から第1曲「塔」に取り組んでいます❢
「版画」の3曲のうち、「グラナダの夕べ」と「雨の庭」はすでに制覇!?したのですが、「塔」は ≪とっておき≫ でした。
とても好きな曲なんです❤
この曲はドビュッシーが東洋をイメージして描いたもの。パリ万博で聴いたガムラン音楽(バリ島の民族音楽)に触発されて、作曲したと言われています。
私はこの曲に、若き日に訪れたバリ島の自然や風物、人々が集う街の活気などを重ね合わせています。
生きることの喜びが、この音楽からは感じられます。
以前にもブログに書いた通り、私の手はピアノを弾くには小さ目。
だから、オクターブがたくさん出てくる曲などを弾くに時は、日常の基礎練習にプラスして、特別なお指のトレーニングをが必要です。・・・持久力も必要。。
この曲にも連続するオクターブや複雑な和音が登場します❢
そこで、
「トレーニングボード」を使っての、指のストレッチや拡げる練習が役に立ちます。
この木製ボードを考案した御木本澄子先生も、手が小さかったとのこと。だからこそ手の小さい人のことが理解でき、その指導にも情熱を傾けられたんですね。
使う度に先生の功績に感謝の気持ちが湧いてきます。もちろん、この指導を取り入れてくださった恩師にも。
そして私も、手の小さい生徒さんの良き理解者でありたいと思うのです。
手が小さいと、多分普通の人の数倍の労力をかけて、ピアノを弾いているのでは?と思われますが、本人はこれが普通なので、今は特別大変とは思いません。苦しんだ時期もありましたが。
手がもう少し大きかったらいいな、と思っても、今さら成長しないので(笑)私なりの個性で弾くのです(^^)
若い頃のように長い練習時間は取れませんが、毎日少しずつ積み重ねて・・・
マイペースです。
5歳の時ピアノの音に魅せられて、自らの意志で通い始めたレッスン。自分にはピアノは向いていないかも、と、何度も壁にぶち当たりつつも、ピアノへの思いは尽きることなく、今に至っています。
一生この魅力と、奥の深さを探求していくのだろうなぁ・・・
「塔」は現在、だいぶ「弾けてきた」手ごたえ。(ちょっと自分に甘い!?)
んーー、まだまだです。
♪トレーニングボードでの訓練は自己流では絶対にしないでくださいね。使い方を誤ると危険です。
⇩御木本先生の研究本です。
正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド
- 作者: 御木本澄子
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2004/05/01
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