〈第3回〉
T先生に定期的にレッスンを受け、即興課題や伴奏付け課題をこなす日々。
ある日ふと思い立ったのは「作曲してみたい!」
しかし、先生へのこの一言が、とんだ修羅場をくぐらなければならないことに・・・
それは「和声学」の勉強。ここで知ったのは、音楽が理系的要素を多分に含んでいる、ということでした。同時に「音楽の宇宙」というものの存在、音楽は人類の英知が集約された高度な芸術のひとつだということを、あらためて痛感しました。
そしてピアノを演奏していても、今まで聴こえてこなかった音が聴こえるようになっていきました。これは私にとって、大きな出来事でした。
プロのクラシック作曲家になるには、大変な勉強が必要ですが、私は基礎を学びつつ、子供の頃思い描いていた作曲の夢を叶えるべく前進しました。
私の一言に「よし!やろう。」と快く指導をしてくださったT先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。
私の音楽の世界がぐっと広がったのですから。そして、指導者としても意義ある学びとなりました。
修羅場をくぐって(笑)次回は新世界へ。
(次回に続く)