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シベリウス「交響曲第2番ニ長調」


ヤン・シベリウス 交響曲 第2番 ニ長調 - YouTube

今月の一曲は、北欧フィンランドの作曲家シベリウスの「交響曲第2番ニ長調」。

作曲されたのは1902年で、その年の3月8日、ヘルシンキシベリウス自身の指揮で初演されました。シベリウスは七曲の交響曲を作曲しましたが、第2番はその中でも最高傑作とされています。

長く閉ざされた冬が明け、植物は芽を吹き、鳥たちが歌う。しかし自然は厳しい。時折山鳴りや地響きのような旋律を交え、寒々とした和声感も。最後は「フィンランディア」にも通じる、感動の「勝利への道」へ疾走する、壮大な構成。

 

私がこの曲と出会ったのは1990年3月31日。「澄みわたる大地の彼方から」と銘打っての、札幌交響楽団・東京公演(サントリーホール)、指揮は秋山和慶氏でした。

聴いていて、北欧の風土感とロマンティックな抒情性、独特の空気感に包まれました。日本の風土や日本人の感性にも通じるものがあるのだと思います。以来、シベリウスの大ファンになってしました。この季節になると聴きたくなる、大好きな曲のひとつです。

そういえばあの「ムーミン」もフィンランド生まれ。アニメに出てくる大自然を思い浮かべて聴いてみるのもいいかもしれませんね。