きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

音の記憶

ご無沙汰いたしました。ようこ先生のピアノ教室です。

6月真っ只中の日曜日、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

関西はまだ梅雨入りしていませんが、今日は雲が多く、だんだんと湿った空気に覆われてきた感じです。

 

今日のお題は「音と記憶」...

先日、山崎にある「アサヒビール大山崎山荘美術館」に行くためJR京都駅のホームで電車を待っていたら、貨物列車がたて続けに2本、ホームを通過しました。貨物列車を見るのは久しぶりでした。

ガタン、ガタンという音を立て、足早に走り去るその姿は郷愁を誘い、懐かしい子供時代の記憶を連れてきたのでした。

 

私は東京港区の「芝」で生まれ育ったのですが、散歩時、よく父に「札ノ辻橋」に連れて行ってもらいました。山手線や京浜東北線、新幹線、東海道本線など、沢山の電車が橋の下を走るのです。その中に「貨物列車」もありました。貨物列車特有の重厚な存在感に子供心に惹かれていました。

金網ごしに電車を上から眺めていると、時の経つのも忘れるのでした。

 

 

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電車というのは種類によって全く走る音が違うのを感じていました。3本の列車が同時に、いえ、少し時差をつけて通り過ぎる様は、音楽で言うならバッハの「3声のインベンション」のよう。その三種類の音を聞き分ける能力に、一役買ったのではないかと、今になって思うところです(笑)

 

子供時代の記憶は脳みその奥深くに刻まれる。それは音や香りによって呼び起こされる。

 

京都駅から東海道線に乗ってからも、子供時代のことが走馬灯のごとく思い出され、あっという間に山崎駅に到着。

駅から少し山を登り(この間も子供時代の事が次々と・・・)

そして訪れた美術館は、私のお気に入りの場所です。また、何をきっかけに何を思い出すのかな~と、最近の私は歳を重ねてきたことを実感すると共に、過去の事を思い出す度に、様々なことに感謝の思いを寄せています。

 

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