きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

可愛い子には・・・

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          地元宇治の名所 世界文化遺産に指定されている宇治上神社

 

立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いております。

明日はお盆の入りですね。帰省する生徒さんも多く、ピアノ教室も16日までお休みです。

 

今日は小さなお子さん(3歳~5歳)のレッスンについて、書いてみたいと思います。

昨年秋からレッスンを始めた4歳の生徒さん・・・幼稚園が夏休みになってから、なんだかレッスンに集中できなくなってきています。暑さのせいかしら?とも思われますが、ピアノを弾き終えると、見学しているお母さんのことが気になるようです。その上、覚えたはずの音符を忘れてしまったり、一緒に歌をうたうのを恥ずかしそうにしています。

原因はいくつか考えられると思いますが。

 

私の経験では、3~4歳の頃は、お母様(お父様)が付き添っていても何ら問題なく、レッスンに集中しているのですが、5歳位になると急にお母さんのことが気になりだすように思います。

「自分」という存在が、「周りの人」との関係の中にあることを意識しだす年齢と言えるでしょう。

また、ご家庭でのピアノ練習に関して親御さんが厳し過ぎたり、干渉しすぎるとレッスンの時に親の顔色をうかがうようになります。こうなってしまうと、私と生徒さんの師弟関係が崩れてしまい、子供さんが私の目を見ないようになってしまいます。

 

このような兆候が現れ始めたら、お母様にはレッスンの付き添いをやめて頂くようにしています。子供さんが「一人ではイヤ!」と言う場合は仕方ないですが、これまで沢山の子供さんに接していて、拒む子はいませんでした。親御さんが思っているよりずっと、子供さんは独立心が強いのです。

 

お母様には事前に申し伝え、先週、レッスンが終わってから生徒さんに聞いてみました。「○○くん、もうすぐお誕生日だね!5歳だね。すごいねー!ねぇ、5歳になったら、お母さん一緒じゃなくても先生と二人だけで、ピアノのおけいこできるかな?」

すると生徒さん「うん、できるよ。おかあさん、おうちでお留守番しててもらう。」と、真剣な表情で語りました!(笑)

 

子供は家にいて親に見せる顔と、外で親が見ていないところで見せる顔は、すごくちがうものです。

ピアノに限らず芸事は楽しいだけでは身につかないので、相手が小さな子でも5歳になれば、ある程度「厳しさ」の中でレッスンします。親御さんと離れてはじめて、良い緊張感が生まれます。師弟関係の信頼関係も育つのです。

私からみると、これからがレッスン本番です!

 

それでもお母様は少し不安かも知れませんね。しかし「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがあります。親が見ていないところで子供は育つものなのです。ある時は勝手に育っている(笑)

ほーら、聞こえてくる・・・

「そんなこと、どこで覚えたのぉ~~~!」って。

 

大丈夫です!これからの成長を見守りましょう。