きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

少し早いクリスマス

気が付くと12月も6日・・・

このところ、ステップ(公開演奏会)に参加する生徒さんたちの曲選びで、日々楽譜とにらめっこしながら試弾の日々でした。

毎月1日に投稿している「今月の一曲」もだいぶ遅れてしまいました。今月をもって、このシリーズはとりあえず終了します。また、折にふれて曲を紹介していきたいと思います。

 

そんな中、先日11月28日に

日本キリスト教団 宇治教会

の礼拝堂でクリスマスコンサートが開催されるというので、息抜きを兼ねて聴きに行ってきました。

 

実は私、教会で毎年クリスマスコンサートが開催されていることなど、まったく知らなかったのです。私はキリスト教信者でもなく、山の上にあるその場所へ行くことも、興味がないのも当然なのですが。

このコンサートに行くことになったきっかけは、あるピアノの先生との出会いでした。同じピティナの会員で、宇治でピアノを教えておられる方。私より少し?先輩です。

以前室内楽ワークショップでご一緒しました。その後、Facebookでお友達になり、情報交換するようになりました。

この夏、私が体調を崩してしまったとき、色々と力になってくださって・・・ご自分の体験談や良いサプリメントなども教えてくださり、一度宇治橋付近でデートしました。(あっ!もちろんこの方、女性です。笑。。)同業者同士、話がかなり盛り上がりました!

その時に、宇治で小さなコンサートが出来る教会があるということで、一緒に訪ねてみたのです。

とても綺麗な礼拝堂で、天窓には竹林がそよぎ、何とも言えない風情があります。宇治に住んで25年以上にもなるのに・・・新発見でした。

 

それにしても体調を崩したおかげで、また一つ新しい出会いが・・・感謝。

 

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そして、コンサートのプログラムは、すべてフランスの作曲家の作品でした。

演奏されたデュオ ハヤシは、世界各地で活躍されている一流の演奏家。ご夫婦ということもあり、演奏の息はピッタリ!お話もとてもお上手、というか・・・上手くお互い「相手に振る」テクニックがすごい!これぞ「あうんの呼吸」??

とても楽しい解説付き演奏会でした。

 

ドビュッシーの「美しき夕べ」は16歳の時の作品だとか。まだ印象派の作風は確立されていないけれど、何とも言えない色彩感にあふれていました。すでにこの時、音楽で絵を描いています。やはり天才、と感嘆しました。

 

折しもパリ同時テロ事件の後だけに、平和への祈りと犠牲者への追悼の気持ちを会場のすべての方々と噛みしめあった思いです。

音楽を演奏し、楽しむことができる「当たり前の世の中」が、いつまでも続きますよう、平和の尊さを今一度、私たちの心に刻まなければ、と思います。

花の都パリ、芸術の都パリで、当たり前が当たり前でなくなることが、実際起きてしまったのですから。

しかし、自分たちにはどうすることも出来ない。祈るしかないのでしょう。

 

最後に演奏されたラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」は特別心に響くものでした。

 

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帰り道は宇治川畔へ降りて、朝霧橋へ。

夕焼けに包まれた風景がいつもと違って見えました。