昨日夕方、夕刊と郵便物を取りにポストを開けた。
目に飛び込んできたのは、大好きな先輩の文字。ちょっぴり大きめの封筒を開けると、うわー!素敵!いい色あい!それは、和紙で作られたブックカバーでした。
手書きの一筆箋が添えられていて、この葉っぱ柄を見てふっ、と思ったらしい・・・
(私の名前の「よう」は、葉っぱなんです。)
私の好みをよくわかっている。さすが~と思う。
最近は専門外の本を読む時間がなくて、昨夜は以前読んだ文庫本の本棚に目をやった。
興味はその時々で変わるけれど、懐かしくて取り出した一冊の本は、ガリコ著「ハリスおばさんパリへ行く」。
この本、実は服飾デザイナーになりたい、と決意させた本でした。
私は服飾大学へ進学し、大きな夢を抱いて学んだけれど、その夢は挫折とともに終結した。しかし今思うと、この物語の主人公、ハリスおばさんと同様、冒険と貴重な体験に満ちた学生生活でした。決して無駄ではなかったな。
ブックカバーをきっかけに、過去を懐かしく振り返ることになったけれど、なんだか、自分が今の自分になるまでの道のりを思うと、苦しいやら、おかしいやら。。
今はピアノの世界にいるけれど、もしかしたらまた違う世界にも行けるかしら・・なーんて、いい歳して、新たな夢をみたくなってしまったのでした。
いけない、いけない!私はこんなにも素晴らしい天職に就けたのだから!!
いただいたブックカバーを付けて、もう一度この本を読んでみることにしました!
小中学生にもお奨めできる、心温まるお話です。
ハリスおばさんパリへ行く (少年少女講談社文庫 A- 31)
- 作者: ポール・ガリコ,上田とし子,亀山龍樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1979/12/15
- メディア: 文庫
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