きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

「ソルフェージュ」ってなーに?

 

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Q:ピアノ教本に入る前の導入段階から、「ソルフェージュ」という本をさせてもらっていますが、これはいったい何のためにするのですか?ピアノ教室だから、ピアノを弾くだけかと思っていたのですが。(小2ご父兄からのご質問)

 

A:「うたえるようになると弾ける」ということを生徒さんたちにピアノを教えていてたびたび実感します。

目的はきちんとした音程とリズムでうたえるようになる為です。ソルフェージュを勉強することはピアノに限らず、音楽をする人にとって大切なことです。「必修科目」とも言えます。

実はソルフェージュに限らず、普通の「うた」でも、最近は教えないと「歌えない」子どもたちが増えています。私が子供だった頃に比べて、子どもたちを取り巻く環境は変化していて、ゲームなどの遊びのなかの音や音楽(と呼べるかどうか?)の無機質な音を沢山聞かされていますし、流行歌も歌いにくい複雑なメロディやコード進行のものも多くなってきています。

私が小中学生の頃は通学途上で友達と一緒に、流行歌や学校で習った曲を歌いながら歩いたものですが、最近はそのような光景は見受けられません。(もしかして、禁止されているのかな?)

また「ゆとり教育」によって、学校の音楽の時間が削減されてしまい(音楽ばかりでなく美術、図工などの芸術科目全般)歌う機会がとても減っているように思います。

ですからソルフェージュ教育は、ますます重要になってきているのです。

 

そしてご家庭でも是非、歌をうたってください。何かをしながらで良いのです。親子のコミュニケーションにもなりますし、より明るい家庭にもなるはずです。気分転換にもなります。その上、音楽力も付く!

「もっと自由に!もっと美しく!」・・・これは私が即興演奏を習っていた時、作曲の先生がしばしば口にした言葉ですが、自由な鳥たちのように人間も、本来自然に歌うことができるはずなのです。

うたを忘れたカナリヤならぬ、人間にならないで~

「うたう」ことこそが音楽の第一歩です。