12月の声を聞くと、季節はもう冬ですね。
早いもので、今年最後の「今月の一曲」となりました。
ヴィヴァルディ(1678~1741)はヴェネツィア共和国生まれのバロック期の作曲家。また、ヴァイオリニストでもありました。
当時「絶対音楽」が主流だった中で、「標題音楽」の大家として、イメージ・気分・雰囲気などを音楽によって表現しました。
楽譜には内容を示す標題となるソネットが記されていて、この「冬」には寒風、氷上の足跡、寒さに耐えかねて歯を食いしばる音で、など具体的に演奏者にイメージを伝え、演奏技巧を駆使してそれらを表現するよう求めています。
私がこの曲を初めて聴いたのは、小学校の音楽の時間でした。ヴァイオリンの激しさに、息をのみました。
何も説明がなくても、聴く人それぞれに冬の風景が思い浮かびますね。
以前、トヨタのCMにも使われていました。
もしかしたら、年末のあくせくとした忙しさを感じるかもしれません・・・
ヴィヴァルディ 「四季」より「冬」 高音質 FULL - YouTube