連休最終日、久しぶりに着物を着て出かけた。
時折タンスの中の亡き母の着物を眺めては、「そろそろ私にも着れるかしら?」と思っては、しまい込んでいた。
気になったのは紅葉を思わせる柄の帯。今の季節にピッタリ。思い切って着てみることにした。
母の温もりを感じた。そして、凛とした気分で背筋が伸びる。
母が他界して8年。時にはこうして母のことを思い出し、若き日のことを振り返るのも悪くはない。
京都東山の青蓮院の庭園は、以前両親と共に夜間ライトアップの紅葉を観たことがあった場所。
今日は色付きも最盛期、自然光にいっそう鮮やかな紅を放っていた。