きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

音楽は3Dだ!

今日は「演奏」について、少しお話してみようかしら、と思います。

 

色々な演奏を聴く機会がありますが、聴いていて面白くない演奏、というのがあります。アマチュアのみならず、実はプロと呼ばれる演奏家にも。。

ミスタッチなく、そつなく弾いているのに、魅力を感じない。感動しない。

そういう演奏に足りないものって、いったい何なのでしょうか?

 

音楽はひとつひとつの音の繋がりですよね。

でも、その音たちをただ、ずらーっ!と平面的に並べて音を出したところで、音楽にはなりません。正しいリズム、強弱、和音の響きのバランス、うねり、流れなど、様々なことを構築していかなければ、人を感動させる演奏は出来ないのです。

立体的に作りあげていく、ということですね。

これらは、すべて「タッチ」の成せる技!

 

画家が筆のタッチを変えて様々なニュアンスを表現し、遠近感のある絵を描くように、ピアニストは指で、音色をコントロールできるようにタッチの訓練をするのです。遠近感は強弱でつけることになりますね。

タッチをコントロールするためには、「ここには、こういう音が欲しい!」という、理想音を思い描けなければなりません。そのイメージを具体的に音にしていくのですね。

演奏がメカニックな技術だけで出来ないのは、この「音楽性」が必要だからです。

やはり、最終的には「耳」が大切。音楽的な耳を養い育てることが、演奏を「3D化」するためには、最も大切なんですね。

 

自分の出してる音、良く聴いていますか?

 

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