ピアノステップ(発表会)が終わって1週間、私のもとには参加した生徒さんからのお手紙が届いています。
数年前小3の生徒さんが、ステップが終わってから初めてのレッスンの時に、「先生、お手紙!」と言ってシールの貼られたパスポート(ピティナ参加を記録する手帳)と共に私に差し出しました。普段は口数の少ない生徒さんでしたが、その手紙には自身が緊張したけど頑張れたことや、私への感謝の気持ちなどが、飾らない言葉で書かれていました。
それ以来私は、ステップやコンペ、発表会に参加した生徒さんたちに、「先生にお手紙を書いてね。絵日記や感想文でもいいわよ。」と、促しました。するとみんな挙って、可愛らしい絵やお手紙を書いてくれるようになりました。
私がパスポートに「指導者コメント」を書き、生徒さんは「お手紙」を書く。一方通行にならずに、相互の信頼関係を高められるようになったと思っています。
自分の演奏を振り返ったり、当日の様子や気持ちを絵や文章で表すことで、次のビジョンが子どもたちなりに描けるようです。ここまでたどりついて、ステップは完結します。