この度、西日本を中心とする豪雨により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
京都も7月5日から大雨が降り続き、ここ宇治市も警報の発令によって5日、6日 と小中学校が休校になりました。
そんな中、7日(土)の七夕コンサートを開催するか否か大変悩みましたが、会場のカフェの場所は安全な地域でしたので、予定通り行いました。
開催時間頃は雨もまだ降り続いていましたが、小康状態になり、空の色も少し明るくなっていました。
例年の七夕会は、教室で小学生の生徒さんたちと私だけで行っていましたが、今年は人数が超過したため(嬉しいことです!)地元のカフェをお借りしての開催となりました。幼稚園年中さんの男の子も参加しました!
カフェのピアノは今から約130年前にドイツのベヒシュタイン社で製作された
アンティークピアノです。(ベヒシュタイン社は、スタインウエイ・ベーゼンドルファーと並ぶ世界三大ピアノメーカーのひとつです)
柔らかな伸びのある音色がベヒシュタインピアノの魅力です。譜面台の両側には燭台をさす穴があり、歴史を感じます。鍵盤は象牙製です。
実はこのピアノ、ここに来る前は京都四条の名家「杉本家」が所蔵していたものです。(すごいですよね)
www.sugimotoke.or.jp
ミニコンサートは3部構成で、
第1部は、4手連弾~いっしょにひこう~と題して、私との連弾。生徒さんたち全員と連弾をたのしみました。ゆっくり歌うような曲やリズミカルな曲、スリルのある曲など今回はバラエティーに富んで、面白かったです。生徒さんたちも連弾は大好きなようで、一生懸命練習してきてくれました。
第2部は、バロック時代から現代まで~時代の響きを感じよう~と題して、時代の古いものから弾いてもらいました。バロック時代や古典期のものをきれいに弾くことは、結構難しいですね。抽象的でイメージが湧きにくいのかな?音楽をたくさん聴いている生徒さんは、身体で覚えているようです。
近現代のものは、曲に題名が付いている(「標題音楽」といいます)ので、表現しやすいですね。みんな楽しく弾いてくれました!
第3部は、昨年生誕100年を迎えたアメリカの作曲家、ウイリアム・ギロックの作品をみんなで弾く、という企画もの。題して「リレーでギロック!」7月1日生まれなので、生誕101年!になってしまいましたが…それはそれで。。。
生徒さんたちに、どのように弾きたいか?や、曲に対する思いを60文字程度でコメントを書いてもらって、弾き終わった生徒さんが次に弾く生徒さんのコメントを紹介をしていきました。
このコメント用紙を「バトン」の代わりにしました。私の心配をよそに、みんな大きな声でしっかり読んで紹介してくれて、感動しました。生徒さんたちも楽しそうでした。
ギロックは世界の民族音階やリズムを使って、本当に多彩な音楽を沢山作りました。
まだピアノを始めたばかりの幼児さんから専門的に学んでいる方まで弾ける曲が沢山!こういう作曲家は他に見当たりません。ギロックならではの企画です。
我ながら良い企画が出来たと思います。
2部と3部の間では、ようこ先生のミニミニトークコンサート「ギロックの風景」をさせて頂きました。
今回は生徒さんだけでなく、ご家族の方も沢山来てくださっていましたので、実はちょっと緊張気味でした!!
でも、カフェのアットホームな雰囲気と、一曲目を弾き終えた時の皆さんの温かな拍手で調子に乗り(笑)ギロックの曲3曲を予定通りに弾き終えました。
雨続きでアクションが湿気っていたようで、トリルが上手く入らない~~あせる!!なんとか弾いたつもりの「森のざわめき」でしたが、、
皆さんに楽しんでもらえたかしら~??
コンサート終了後はスイーツセットをいただきながら七夕会。スイーツは無添加の食材でオーナーのるみさんがすべて手作りしています。
食後は短冊を書いて飾り、最後に「たなばたさま」の歌をうたってお開きとなりました。
カフェのオーナーの、るみさん(とってもフレンドリー❤)にも参加して頂き、今年は大合唱になりました。ピアノ伴奏しながらみんなと一緒に歌っていたら、全身に鳥肌がたつ感動を体験!中学生の時に合唱の伴奏をしていた時のことまで思い出し、うるる・・
音楽っていいな、ピアノっていいな、生きている!!人間って素晴らしい!!
この思いをこれからも生徒さんたちに伝えられるように、ようこ先生はまだまだ頑張ります!
生徒さんたちも、とても頑張りましたね。「楽しかった!」「温かな雰囲気の会でした」とのお声も沢山いただいています。ありがとうございます!
ご家族の皆様、悪天候にも関わらずご出席くださり、ありがとうございました。
家に帰って、短冊飾りを玄関に飾りました。ご家族・生徒さんともに、「みんなが健康で幸せでありますように」との願いが目立ちます。
このところ、地震や豪雨などでの災害が頻繁に起きています。「健康で家族が幸せ」という普通の生活ができることに感謝し、日々を大切に生きたいと思います。