きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

期待過剰は・・・

 

     f:id:yokoimapleiades:20160910135006j:plain

 

親は子に期待する。

先生も生徒に期待する。

これ、当たり前のことですが、実は危ない・・・

特に幼児期に周囲が期待過剰になると、子供はそこから逃れようとします。

 

このところ真剣に思う・・・

みんな、何を求めてピアノレッスンに通ってくるのだろうか?

 

楽しんでいないな。親と子で・・・

もっと音楽を楽しんでいれば、「練習」なんていう義務を課さなくても、こどもは勝手にピアノと遊び、遊びの中から学んでいくはず。

 

「先生、うちの子(4歳)ピアノをめちゃくちゃに弾くんですよ。」「ちゃんと、楽譜通りに弾くのはちょっとだけ。」

そんなお母様の言葉に私はこう答えました。

「即興演奏の第一歩!すばらしいです。」「そうやっているうちに、だんだんピアノというものが、どういうものなのか?ということが分かってきますよ。」

「どんどん遊ばせてくださいねー」

 

時折、レッスン終了後、「先生が連絡ノート書いている間、ピアノを好きに弾いていいわよ!」と言うと、知っている歌のメロディーなどを、教えてもいないのに「探り弾き」で弾く子がいますが、とても楽しそうです。そんな時私は、横で即興の伴奏をつけてあげます。すると、次の週は、一人で伴奏を付けようとしています。

これこそ、ピアノ・音楽を楽しむ第一歩なのです。

 

教則本が早く進んでほしい、という親御さんの気持ちもわかりますが、幼児期は特に楽しんでいるか否かが重要です。

 

お子さんに「練習」を強要する前に、親御さんも一緒に歌ったり、踊ったり、子供さんが小さいうちだけの貴重な時間を楽しんでくださいね。

 

ステップアップ!

10月に入り、朝晩はずいぶん涼しくなりましたが、今日はまた暑いくらいの気候です。

昨日はピティナ・ピアノステップ京都秋季地区が開催されました。当教室からも3名の生徒さんが参加。私も朝から、裏方スタッフで会場入り。

場所は、京都市立音楽高校音楽ホールです。なんと二条城の真ん前!素晴らしいホールです。

f:id:yokoimapleiades:20171009132547j:plain

 

今回参加する生徒さんの中に、小3の4月からピアノを始めた生徒さんがいました。始めてまだ6か月ですが、参加を決意!少しずつ曲を組み立てて、本当によく練習しました。その努力が実って、素敵な演奏を聴かせてくれました。

 

f:id:yokoimapleiades:20171008200736j:plain

 

最近はピアノを習い始める年齢が2歳や3歳というのも珍しくなくなり、早期教育が良し、とされている風潮がありますが、決して小学3年生でも遅くありません。プロのピアニストでも中学生くらいから始めたという方もおられますからね・・・

大切なのは、耳です。幼少時から音楽を聴いたり、歌ったりする環境にいたお子さんで、手先の器用さも備わっていれば、遅く始めてもかなりイケます!

始めたい!と思った時が始め時。私は早期教育もさることながら、「適期教育」を推奨します。

 

この季節、学校の運動会の練習が大変な日々、へとへとになってレッスンにきていた生徒さんたちでしたが、ステップ本番はみんな最高でした。参加回数を重ねるごとに成長していく姿を見ることは、指導者にとって何より嬉しいです。

ピアノステップはピアノの階段。今日も参加者全員がピアノの階段を一歩登りました。

生徒さんたち、素敵な演奏をありがとう。ご父兄の方々もお疲れ様でした。

 

     ****************************

 

      f:id:yokoimapleiades:20171009110442j:plain

 

昨日は一日音楽ホールの中でしたので、今日の午前中は宇治市立植物園までウオーキングにでかけました。

植物園前の「蝶々」というレストランの前で植物苗を沢山販売していたので、花壇用にいくつか購入しました。

店員さんとお話していて、ひとつ面白い植物を紹介され、あまりの可愛さに購入!

f:id:yokoimapleiades:20171009125408j:plain

今、流行の多肉植物で「ドルフィンネックレス」という名前です。ドルフィン、つまりイルカさんのような形状が連なっています。部屋でも育てられるらしく、大切に育てたいと思います。

若き演奏家を応援!

f:id:yokoimapleiades:20170918125609j:plain

 

台風が接近中の去る9月16日、京都・上桂にあるバロックザール(青山音楽記念館)へ、若手のチェリスト伊藤悠貴さんのリサイタルを聴きに行ってきました。

少し前にBS放送に出演していて、そのチェロの音色に惚れぼれしていた私。京都に来ると聞きつけてチケットを購入、この日を心待ちにしていました。

 

f:id:yokoimapleiades:20170916155303j:plain

 

伊藤悠貴さんは平成元年東京生まれ。15歳で渡英。21歳でブラームス国際音楽コンクールで優勝。その他数々のコンクールで優勝している。

今回のプログラムは下記の3曲。

2曲目と3曲目はピアニストの重野友歌さんとの共演。

 

J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲から第1番 ト長調

ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 作品65

ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 作品19

 

どれも精魂こめた素晴らしい演奏だったが、中でもラフマニノフは彼の思い入れが強い曲とあって、本当に圧巻でした。チェロは勿論超絶技巧ですが、それに引けを取らないピアノもかなりの難易度!お互いが掛け合うように演奏する、ロマンティシズム溢れる傑作です。

彼がBSに出演した時、「生まれ変わって何かの曲になるとするなら、間違いなくこの曲になるだろう」と語っていたのが印象に残っている。(面白いことを言う人だな・・)

まだ20代、これから益々活躍を期待できる演奏家です。

 

私がもし、生まれ変わって曲になるとしたら・・・と、ふと考えてみる。

ああ、とても一曲なんて選べない!何度も生まれ変わらなければ(笑)

やはり私は凡人である・・・

 

              f:id:yokoimapleiades:20170916155351j:plain

                        終演後のサイン会風景

 

このところ多忙な日々が続いていて、少々疲れ気味だった私ですが、素晴らしい音楽と出会いリフレッシュして帰宅しました。

 

そして、やっとブログ更新まで辿りつけました。

ブログに書きたいことが色々あるのですが、忙しさにかまけております。また、少しずつ更新したいと思いますので、よろしくお願い致します。

 

 

苦手意識

    f:id:yokoimapleiades:20111001133823j:plain

 

残暑が厳しいですね。昨日の京都は37度を超えたらしく、本当に暑かった~~。

それでも少しだけ秋の気配が・・・

朝、花壇でバッタ、それも親子?を見つけました。おんぶされているのは赤ちゃんなのでしょうか?それともご夫婦?(笑)

 追記*後日調べましたら、このバッタは「おんぶバッタ」といい、上に乗っている小さいほうがオス、下がメスなのだそう。やっぱり夫婦だったが、大きさは意外‼

 

さて、昨日は5歳になって一人でレッスンを受けることになった生徒さんが来ました。

はじめての、お母さんが見ていないレッスンでした。ごあいさつも進んでできましたし、ピアノも落ち着いて、集中して弾けました。

やはりお母さんが見ている時とは明らかに違います。そのすべてが・・・

予想以上に、とてもしっかりしていて、驚きました!

 

ところが、音符カードで音あてをしている時、生徒さんが言いました。

「ボク、音符読むの苦手なんだ・・」(お母さんがいる前では絶対言いません)

最近、少し混乱しているようで、ト音記号ヘ音記号がごっちゃになってしまう事があるのですが、この年齢(5歳になったばかり)では、よくあることです。

 

幼児は左右の感覚よりも上下の感覚が認識できないことが多く(空間認識力が大人とはちがう)その脳はまだまだ混沌としているものなのです。

いろいろな角度からアプローチして、ゆっくり進むことが大切かと思います。

 

周囲の人が、「この子は音符がなかなか覚えられない」とか、「覚えたはずなのに忘れちゃうみたい」と言ったり、子供さん本人に対しても「まだおぼえられないの?」や、「はやく覚えないとダメでしょ」なんて言ったりすると、子供さんの脳にストレスホルモンが分泌して、よけい覚えられなくなってしまいます。

 

私は、言いました。

「大丈夫だよ。少しずつ覚えて、音符読むのもお得意になろうね!」

 

子供に対しては否定的な言葉を発してはいけません。すべて前向きな言葉がけにしましょう。

苦手意識を植え付けてしまうのは、周囲の大人たちかもしれません。気をつけましょう。もちろん私も、細心の注意をもってレッスンしています。

 

感謝

   

f:id:yokoimapleiades:20170816062130j:plain

こんにちは。

ようこ先生のピアノ教室です。

 

昨夜は「夏休みの宿題」完了!

ブログを始めてから、「教室だより」の発行回数は減りましたが、紙面の良さもあり年に2回ほど発行しています。

練習についてのノウハウなどの企業秘密(笑)や生徒さんからの質問コーナーなど、紙ならではの内容の充実を、と考えて作っています。親子で読んで頂けたら嬉しいです!

 

ところで、今日はお盆の送り火の日ですね。京都では五山の送り火があります。

いつもTVで見ているのですが、心が洗われ、何故か涙が出てしまいます。我が家にはお仏壇はないのですが、お盆には両親の遺影に花を手向け、好きだったお菓子などを捧げて偲んでいます。(東京のお盆は7月なので7月にも)

月命日には必ず花を手向ける方もおられるようですね。いずれにしても「感謝」の気持ちをもって、日々の生活を丁寧にしていきたいと思います。

 

                 「五山 送り火」の画像検索結果

 

 

明日からレッスン再開です。

このところ、天候が異常で雨が多いですね。立秋を過ぎて朝晩は少ししのぎやすくなりました。夏休みも終盤、元気に過ごして頂きたいと思います。

 

 

f:id:yokoimapleiades:20170815102230j:plain

昨日の宇治川畔。まだ台風5号の影響が残っていました!

塔の島に渡れません😢

可愛い子には・・・

 f:id:yokoimapleiades:20170725121828j:plain

          地元宇治の名所 世界文化遺産に指定されている宇治上神社

 

立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いております。

明日はお盆の入りですね。帰省する生徒さんも多く、ピアノ教室も16日までお休みです。

 

今日は小さなお子さん(3歳~5歳)のレッスンについて、書いてみたいと思います。

昨年秋からレッスンを始めた4歳の生徒さん・・・幼稚園が夏休みになってから、なんだかレッスンに集中できなくなってきています。暑さのせいかしら?とも思われますが、ピアノを弾き終えると、見学しているお母さんのことが気になるようです。その上、覚えたはずの音符を忘れてしまったり、一緒に歌をうたうのを恥ずかしそうにしています。

原因はいくつか考えられると思いますが。

 

私の経験では、3~4歳の頃は、お母様(お父様)が付き添っていても何ら問題なく、レッスンに集中しているのですが、5歳位になると急にお母さんのことが気になりだすように思います。

「自分」という存在が、「周りの人」との関係の中にあることを意識しだす年齢と言えるでしょう。

また、ご家庭でのピアノ練習に関して親御さんが厳し過ぎたり、干渉しすぎるとレッスンの時に親の顔色をうかがうようになります。こうなってしまうと、私と生徒さんの師弟関係が崩れてしまい、子供さんが私の目を見ないようになってしまいます。

 

このような兆候が現れ始めたら、お母様にはレッスンの付き添いをやめて頂くようにしています。子供さんが「一人ではイヤ!」と言う場合は仕方ないですが、これまで沢山の子供さんに接していて、拒む子はいませんでした。親御さんが思っているよりずっと、子供さんは独立心が強いのです。

 

お母様には事前に申し伝え、先週、レッスンが終わってから生徒さんに聞いてみました。「○○くん、もうすぐお誕生日だね!5歳だね。すごいねー!ねぇ、5歳になったら、お母さん一緒じゃなくても先生と二人だけで、ピアノのおけいこできるかな?」

すると生徒さん「うん、できるよ。おかあさん、おうちでお留守番しててもらう。」と、真剣な表情で語りました!(笑)

 

子供は家にいて親に見せる顔と、外で親が見ていないところで見せる顔は、すごくちがうものです。

ピアノに限らず芸事は楽しいだけでは身につかないので、相手が小さな子でも5歳になれば、ある程度「厳しさ」の中でレッスンします。親御さんと離れてはじめて、良い緊張感が生まれます。師弟関係の信頼関係も育つのです。

私からみると、これからがレッスン本番です!

 

それでもお母様は少し不安かも知れませんね。しかし「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがあります。親が見ていないところで子供は育つものなのです。ある時は勝手に育っている(笑)

ほーら、聞こえてくる・・・

「そんなこと、どこで覚えたのぉ~~~!」って。

 

大丈夫です!これからの成長を見守りましょう。

弾きたい曲は?

暑中お見舞い申し上げます。

関西はまるで梅雨のような蒸し暑さが続いていますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

レッスンは今週、夏休みを頂いております。

f:id:yokoimapleiades:20170408174338j:plain f:id:yokoimapleiades:20170408151725j:plain

f:id:yokoimapleiades:20170729165849j:plain

 

昨日は同業者の先輩先生と、地元宇治に3月にオープンした「スターバックス」でお茶したり、音楽談義に花が咲きました。充電して、来週からまた頑張ります!

 

しかし、休み中も振替の補習レッスンが2件、また、体験レッスンも2件あり新しい出会いもありました。

このところ、お引越しなどの理由で、ピアノの先生を探している生徒さんの体験レッスンを数件お受けしています。

お話を聞きますと、生徒さんも新しい環境に戸惑いつつも、希望と期待を抱いていることがわかります。

ピアノ指導者として何ができるかしら?といつも考えます。音楽を心のよりどころにしてもらえたら嬉しいですね。だから、楽しくレッスンしたい!と思いますが・・・

 

ところで、他の教室から移って来られた生徒さんに必ずお聞きする質問があります。

Q1.今まで何の教本(教材)を使っていましたか?

Q2.今まで弾いた曲(発表会の曲など)は?

Q3.今まで弾いた曲で、いちばん好きな曲は?

Q4.これから弾いてみたい曲はありますか?

Q5.ピアノ好き?

 

もちろん、すべての質問に明確に答えてくれるお子さんもいるのですが、

5問とも「わからなーい・・」「忘れたー」というお子さんがなんと多いことか!これがまた小学校高学年になる子に多いんです。あらら、今流行の「記憶にございません」がここにも(笑)

ふと、我が教室の生徒さんは?まさか・・・という気になったりします。(こんど皆に質問してみよう)

 

ところで、5つの質問にちゃんと答えてくれるお子さんの共通点は?といいますと、

1.家庭で音楽をよく聴いている。(高学年以上ではコンサートにも行く)

2.作曲家や作曲家が生きた時代・国などにも興味がある。

3.発表会などで、他の参加者の弾く曲に興味を持ち、プログラムに☑したり、弾きたい曲リストなどを作っている。

などでしょうか?

これらは、ご入会の時や発表会の時に、私からも指導していますけれども、多くのご家庭ではあまり音楽は聴いていないようですし、発表会やコンクール・ステップなどでも自分の出番が終わったら外へ出てしまう、という現実があります。

 

ただただ、毎週ピアノの先生のところに行くだけでピアノが上手になる!という魔法があれば良いのですが・・・

皆様も今一度、お子さんが積極的にピアノと向き合うために、必要な環境を見直してみてくださいね。

ご協力お願いいたします。