きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

苦手意識

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残暑が厳しいですね。昨日の京都は37度を超えたらしく、本当に暑かった~~。

それでも少しだけ秋の気配が・・・

朝、花壇でバッタ、それも親子?を見つけました。おんぶされているのは赤ちゃんなのでしょうか?それともご夫婦?(笑)

 追記*後日調べましたら、このバッタは「おんぶバッタ」といい、上に乗っている小さいほうがオス、下がメスなのだそう。やっぱり夫婦だったが、大きさは意外‼

 

さて、昨日は5歳になって一人でレッスンを受けることになった生徒さんが来ました。

はじめての、お母さんが見ていないレッスンでした。ごあいさつも進んでできましたし、ピアノも落ち着いて、集中して弾けました。

やはりお母さんが見ている時とは明らかに違います。そのすべてが・・・

予想以上に、とてもしっかりしていて、驚きました!

 

ところが、音符カードで音あてをしている時、生徒さんが言いました。

「ボク、音符読むの苦手なんだ・・」(お母さんがいる前では絶対言いません)

最近、少し混乱しているようで、ト音記号ヘ音記号がごっちゃになってしまう事があるのですが、この年齢(5歳になったばかり)では、よくあることです。

 

幼児は左右の感覚よりも上下の感覚が認識できないことが多く(空間認識力が大人とはちがう)その脳はまだまだ混沌としているものなのです。

いろいろな角度からアプローチして、ゆっくり進むことが大切かと思います。

 

周囲の人が、「この子は音符がなかなか覚えられない」とか、「覚えたはずなのに忘れちゃうみたい」と言ったり、子供さん本人に対しても「まだおぼえられないの?」や、「はやく覚えないとダメでしょ」なんて言ったりすると、子供さんの脳にストレスホルモンが分泌して、よけい覚えられなくなってしまいます。

 

私は、言いました。

「大丈夫だよ。少しずつ覚えて、音符読むのもお得意になろうね!」

 

子供に対しては否定的な言葉を発してはいけません。すべて前向きな言葉がけにしましょう。

苦手意識を植え付けてしまうのは、周囲の大人たちかもしれません。気をつけましょう。もちろん私も、細心の注意をもってレッスンしています。

 

感謝

   

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こんにちは。

ようこ先生のピアノ教室です。

 

昨夜は「夏休みの宿題」完了!

ブログを始めてから、「教室だより」の発行回数は減りましたが、紙面の良さもあり年に2回ほど発行しています。

練習についてのノウハウなどの企業秘密(笑)や生徒さんからの質問コーナーなど、紙ならではの内容の充実を、と考えて作っています。親子で読んで頂けたら嬉しいです!

 

ところで、今日はお盆の送り火の日ですね。京都では五山の送り火があります。

いつもTVで見ているのですが、心が洗われ、何故か涙が出てしまいます。我が家にはお仏壇はないのですが、お盆には両親の遺影に花を手向け、好きだったお菓子などを捧げて偲んでいます。(東京のお盆は7月なので7月にも)

月命日には必ず花を手向ける方もおられるようですね。いずれにしても「感謝」の気持ちをもって、日々の生活を丁寧にしていきたいと思います。

 

                 「五山 送り火」の画像検索結果

 

 

明日からレッスン再開です。

このところ、天候が異常で雨が多いですね。立秋を過ぎて朝晩は少ししのぎやすくなりました。夏休みも終盤、元気に過ごして頂きたいと思います。

 

 

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昨日の宇治川畔。まだ台風5号の影響が残っていました!

塔の島に渡れません😢

可愛い子には・・・

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          地元宇治の名所 世界文化遺産に指定されている宇治上神社

 

立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いております。

明日はお盆の入りですね。帰省する生徒さんも多く、ピアノ教室も16日までお休みです。

 

今日は小さなお子さん(3歳~5歳)のレッスンについて、書いてみたいと思います。

昨年秋からレッスンを始めた4歳の生徒さん・・・幼稚園が夏休みになってから、なんだかレッスンに集中できなくなってきています。暑さのせいかしら?とも思われますが、ピアノを弾き終えると、見学しているお母さんのことが気になるようです。その上、覚えたはずの音符を忘れてしまったり、一緒に歌をうたうのを恥ずかしそうにしています。

原因はいくつか考えられると思いますが。

 

私の経験では、3~4歳の頃は、お母様(お父様)が付き添っていても何ら問題なく、レッスンに集中しているのですが、5歳位になると急にお母さんのことが気になりだすように思います。

「自分」という存在が、「周りの人」との関係の中にあることを意識しだす年齢と言えるでしょう。

また、ご家庭でのピアノ練習に関して親御さんが厳し過ぎたり、干渉しすぎるとレッスンの時に親の顔色をうかがうようになります。こうなってしまうと、私と生徒さんの師弟関係が崩れてしまい、子供さんが私の目を見ないようになってしまいます。

 

このような兆候が現れ始めたら、お母様にはレッスンの付き添いをやめて頂くようにしています。子供さんが「一人ではイヤ!」と言う場合は仕方ないですが、これまで沢山の子供さんに接していて、拒む子はいませんでした。親御さんが思っているよりずっと、子供さんは独立心が強いのです。

 

お母様には事前に申し伝え、先週、レッスンが終わってから生徒さんに聞いてみました。「○○くん、もうすぐお誕生日だね!5歳だね。すごいねー!ねぇ、5歳になったら、お母さん一緒じゃなくても先生と二人だけで、ピアノのおけいこできるかな?」

すると生徒さん「うん、できるよ。おかあさん、おうちでお留守番しててもらう。」と、真剣な表情で語りました!(笑)

 

子供は家にいて親に見せる顔と、外で親が見ていないところで見せる顔は、すごくちがうものです。

ピアノに限らず芸事は楽しいだけでは身につかないので、相手が小さな子でも5歳になれば、ある程度「厳しさ」の中でレッスンします。親御さんと離れてはじめて、良い緊張感が生まれます。師弟関係の信頼関係も育つのです。

私からみると、これからがレッスン本番です!

 

それでもお母様は少し不安かも知れませんね。しかし「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがあります。親が見ていないところで子供は育つものなのです。ある時は勝手に育っている(笑)

ほーら、聞こえてくる・・・

「そんなこと、どこで覚えたのぉ~~~!」って。

 

大丈夫です!これからの成長を見守りましょう。

弾きたい曲は?

暑中お見舞い申し上げます。

関西はまるで梅雨のような蒸し暑さが続いていますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

レッスンは今週、夏休みを頂いております。

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昨日は同業者の先輩先生と、地元宇治に3月にオープンした「スターバックス」でお茶したり、音楽談義に花が咲きました。充電して、来週からまた頑張ります!

 

しかし、休み中も振替の補習レッスンが2件、また、体験レッスンも2件あり新しい出会いもありました。

このところ、お引越しなどの理由で、ピアノの先生を探している生徒さんの体験レッスンを数件お受けしています。

お話を聞きますと、生徒さんも新しい環境に戸惑いつつも、希望と期待を抱いていることがわかります。

ピアノ指導者として何ができるかしら?といつも考えます。音楽を心のよりどころにしてもらえたら嬉しいですね。だから、楽しくレッスンしたい!と思いますが・・・

 

ところで、他の教室から移って来られた生徒さんに必ずお聞きする質問があります。

Q1.今まで何の教本(教材)を使っていましたか?

Q2.今まで弾いた曲(発表会の曲など)は?

Q3.今まで弾いた曲で、いちばん好きな曲は?

Q4.これから弾いてみたい曲はありますか?

Q5.ピアノ好き?

 

もちろん、すべての質問に明確に答えてくれるお子さんもいるのですが、

5問とも「わからなーい・・」「忘れたー」というお子さんがなんと多いことか!これがまた小学校高学年になる子に多いんです。あらら、今流行の「記憶にございません」がここにも(笑)

ふと、我が教室の生徒さんは?まさか・・・という気になったりします。(こんど皆に質問してみよう)

 

ところで、5つの質問にちゃんと答えてくれるお子さんの共通点は?といいますと、

1.家庭で音楽をよく聴いている。(高学年以上ではコンサートにも行く)

2.作曲家や作曲家が生きた時代・国などにも興味がある。

3.発表会などで、他の参加者の弾く曲に興味を持ち、プログラムに☑したり、弾きたい曲リストなどを作っている。

などでしょうか?

これらは、ご入会の時や発表会の時に、私からも指導していますけれども、多くのご家庭ではあまり音楽は聴いていないようですし、発表会やコンクール・ステップなどでも自分の出番が終わったら外へ出てしまう、という現実があります。

 

ただただ、毎週ピアノの先生のところに行くだけでピアノが上手になる!という魔法があれば良いのですが・・・

皆様も今一度、お子さんが積極的にピアノと向き合うために、必要な環境を見直してみてくださいね。

ご協力お願いいたします。

 

七夕会&ミニコンサート2017

蒸し暑い日が続きますね。

水分補給を忘れずに、体調管理をしましょう。

 

さて、昨日は教室で、毎年恒例の小学生による七夕会&ミニコンサートを開催しました。

先ずは、いつものように生徒さんと連弾!5年生の二人は少し難しい曲でしたが、練習を最後まで頑張り、本番はなかなかの出来ばえでした。

連弾は一人では練習にならないので、難しい曲になると仕上げるのが結構大変です。でも、楽しんで弾いてくれたら何よりです。

 

連弾の後は、私から生徒さんたちへ音楽のプレゼント。

今回はブルクミュラー18の練習曲より「大雷雨」と「ゴンドラの船頭歌」の2曲を弾きました。2曲なんですが、作曲したブルクミュラーさんは、この2曲をセットで続けて弾いてほしかったようです。

2曲の調性に相関関係(バッハの平均律のプレリュードとフーガのような)はないのですが、何故かこの2曲は続けて弾くとしっくりきます。私の大好きな曲の一つです。

特に「ゴンドラの船頭歌」は若き日に、東京で竹芝桟橋から浅草まで水上バスに乗った時のことを思い出し、ついつい感情移入してしまいます。

この曲でのゴンドラはベネチアの運河のものと思われますが・・・宇治なら宇治川の鵜飼船!?ちょっとちがうか(笑)。左手のさざ波の伴奏に乗って、右手が旋律を歌います。

8分の6というリズムは「舟歌」特有のリズムでもあります。さざ波の表現法として、3拍×2という複合拍子(6拍子ですが2拍です)が適していますね。5年生の男子くんと連弾した平吉毅州さん作曲の「はるかなる海への船出」もこのリズムです。

生徒さんたちには「大雷雨」の方がわかりやすかったようです。こんな曲もあるんですね~。

 

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さて休憩に小さなゲーム(すごろくのような・・・)をした後は、生徒さんのソロ演奏でした。少し緊張気味の生徒さんや、練習よりも上手に弾いた生徒さん・・この4月に入会したばかりの小3の女の子も、みんなの前で弾くのは初めてでしたが、大成功でしたよ!

みんな良く頑張りました!

 

そして居間に移動して七夕会です。軽いおやつとジュースだけで、なぜか盛り上がり(笑)、願いをこめて短冊を書きました。

 

ここ数年「○○になりたい」とか「ピアノが上手になりたい」というのが減って・・「健康になりたい」とか「家族が幸せに暮らせるように」などが増えています。こどもたちが夢を持ちにくいのでしょうか?かなり現実的な気がします。

もちろん「健康で幸せ」とういうことは基本ですが、小さい子どもたちが思うことなのかな?と少々心配になります。「少年よ大志を抱け」なんて、今は流行らないのかも知れませんね。

でも夢は大きく持ってほしいな、と思います、

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「ピアノの先生になりたい」と書いてくれるのは、とっても嬉しいのですが、ピアノの先生だけでご飯食べていくのはかなり難しいですからね~

まあ、それは何の仕事でもそうなんですから。子どもたちの方が現実を良くわかっているのかもしれません。

 

最後にお土産のクッキーをお渡しして解散。今回は無添加・天然色素使用の安全な手作りクッキーにしました。「食の安全」を考慮し、今年から少しこだわって選ぶことにしました。また、みなさんの感想を聞かせてくださいね。

 

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なんとか今年も無事終了。

しかーし、「七夕さま」の歌をうたうの忘れました(笑)あらら・・

反省。。。

失敗しても大丈夫!

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梅雨に入ったはずですが、連日の晴天と暑さで街角の紫陽花がカラカラになって水を欲しがっています。そろそろ一雨欲しいところですね。

 

昨日は小学高学年生が体験レッスンに来られました。

他府県から昨年お引越ししてきたのだそうです。

またピアノをやってみたくなって、体験レッスンを申し込まれたとのこと。

いろんなお話を聞かせて頂きましたが、小さい頃にステージで大失敗して以来、発表会などの人前での演奏はしたくなくなった、といいます。

 

小さいお子さんの場合、失敗した時に周りの大人たちがどういった言葉をかけるかが問題です。

「あんなに練習したのに、なんで間違ったの?」

「もっと練習をちゃんとしないから、ダメでしょ!」

などと、お子さんに言ったりしてませんか?

 

ちょっと間違ったり止まったりしても、そのことには触れず、

「頑張れたね!」

「また今度もがんばろうね!」

「綺麗な音で弾けたよ。」

など。。。

大切なのは「承認」です。頑張ったことを先ず認めてあげましょう。

お子さんの「ありのままの姿」を受け入れてあげてくださいね。

 

私など、ステージで何回失敗したことか・・・

もう数えていられません!それでもピアノ教師として生きてます(笑)

音楽の演奏は失敗する・しないということよりも大切なことがあります。

「こころを込めて弾くこと」

「人に伝わる演奏をすること」

子供・大人、プロ・アマを問わず、永遠のテーマです。

 

失敗したことがあるお子さんは、それを乗り越えた時に強くなれるものです。

失敗を恐れず、またチャレンジしましょう!

 

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音楽的な耳を育んで・・・

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        梅雨の晴れ間、木漏れ日が美しい宇治川畔「あじろぎの道」

 

こんにちは。ようこ先生のピアノ教室です。

先日、3歳になったばかりの生徒さんが、体験レッスンに来られました。

まだ、ひらがなも読めないし、左右もわからない・・・のですがー

 

私の教室では4歳からお引き受けすることにはしていますが、3歳のかわゆ~い男の子さんのお母様は、なんでも「ピアノは3歳位から習わせた方が良い」という情報を得たらしいのです。

近年、大手の音楽教室などでは「0歳児クラス」なんていうのもあるようですから、親御さんは情報過多な中で、何を信じていいのか迷われることも多いかと思います。

 

何歳から習わせるか?難しい問題ですね。たとえば、世界的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチさんは3歳の時に保育園で男の子に「まさかピアノはひけないだろう?」と挑発され、弾かせたら難なく弾きこなせたが故に、才能を見出されたという話を聞いたことがあります。しかし、よほど家庭が音楽的環境にあるとか、親御さんが音楽家である場合は別として、普通のご家庭のお子さんが3歳でピアノを弾く、ということはあり得ないと言っていいと思います。(神童、と呼ばれるお子さんは必ず音楽的な環境の下で育っています。決して神様が降りてくるわけではないんです・笑)

アルゲリッチさんも先生に師事し始めたのは5歳位からのようです。

 

クラシック界の音楽家(宮廷楽師)というのは元々、ヨーロッパでは「世襲」でした。職人の一種です。毎日音楽を自然に聴いたり、家族が楽器を弾いていますから、習う前にすでに耳が出来ていますし、弾き方も見ているのです。

日本にもこんな言葉があるでしょう?「門前の小僧、習わぬ経を読む」って。

 

そう、習う前に「耳」なんですよね。

ですから習う前の準備として、

1.音楽をたくさん聴いて

2.音楽に合わせて親子で歌ったり踊ったり

3.「ぬりえ」などで指先の巧緻性を育んで

4.お手玉などで運動神経を養って

5.できれば左右がわかるように・・・

6.絵本などの読み聞かせで情操教育を

7.ひらがなもぼちぼち覚えて

8.数字も10まではわかるように

9.ピアノの用意を

・・・・・

などなど、お話をしました。

親御さんは大変熱心で、せっかく習うのだから「ロシアン奏法」のメソッドを使って欲しい、とのことでした。

ロシアン奏法をマスターするなら、電子ピアノでは絶対無理(アップライトでも?)というお話もさせて頂きました。グランドピアノがベストですが、最低限アップライトピアノが必要です。そして基本、毎日ご家庭での練習が必要です。(週に一度通うだけで上手になる、とお思いの方が結構いらっしゃいますが。。)

 

4歳から5歳なら音感も付きやすく、聞き分けが付く年齢です。始めるには最適かと思います。実際には年長さんから小1で習い始める方が一番多いのです。(絶対音感をつけたいなら、4歳くらいまでに特別なトレーニングが必要です。)

いずれにしても、ご家庭に音楽的な環境(家族で音楽を楽しむ)があることが大切です。耳が育つことこそが、上達の条件なんです。

小さい頃からジャンルを問わず、お子さんと一緒に音楽を一緒に聴いて楽しんでくださいね!

 

教室では体験レッスンを実施中!ご連絡をお待ちしております。左バーのリンク先よりお申込みください。

 

 

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