きれいな音でひきましょう♪ ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

うふふっ!

今日は、先週日曜日に橿原地区ピアノステップに参加した生徒さんのレッスンの日。

生徒さんがステップに参加した後のレッスンは、アドバイザーの先生の講評や成績がどんなだったかしら?と、楽しみなんです。

 

レッスン室に入ってきた生徒さんに「ステップ、お疲れ様!どうでしたか?」と聞くと

「うふふっ…」と笑っています。今までにない笑顔です!私は、アドバイザーの先生からのメッセージ用紙を一枚一枚確認!

「わー!○○ちゃん、やったねー!!」と思わず叫びました!Sです。めったに取れないSがあったのです!自分もSを取ったように、嬉しかったです。

彼女が私の教室に通い始めて1年。中学受験を控えて、勉強も忙しい中、ステップ・コンペと年間で4回ステージに立ちましたが、これまでなかなか納得のいく結果が出せずにいました。でも、今回は素晴らしかった!これで彼女と私の信頼関係も築くことが出来ました。

 

ステップの評価は、S A B C D、と5段階ありますが、Sは「感動の度合いが非常に高い演奏」とされています。キーワードは「感動」!

そして、Sがとれたら、コンペにも出られるレベルです。

 

生徒さんは「本番は緊張せずに楽しんで弾けた」と言ってました。無駄な力が抜けると、演奏ものびのび、音ものびのび響きます!

次は10回目のステージになる彼女。継続表彰が待っています。ステージの数だけ、成長していきますね。

 

当教室では、年度ごとの皆勤賞・精勤賞・ステージ賞、

毎回のステップ合格賞・参加賞・ステップS賞など、生徒さんのモチベーションUPにつながる褒賞を設けています。

 

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今年度のS賞は「ごほうびカップ」ですよ。

貯金箱になっているので、アイディアで楽しく使ってくださいね。

 

おめでとう!

 

 

 

 

はじめてのショパン

今日は奈良県橿原市の橿原文化会館小ホールで開催されたPTNA ピアノステップに生徒さんが出演!私は応援に行ってきました。

 

小学校5年生で、今、中学受験のために勉強に大忙しの彼女ですが、弾きたい曲のリストを作って、夢を叶えるために一生懸命ピアノも続けています。当面の目標は「継続10回表彰」だそうです。

 

今回は憧れのショパンを初めて弾くことができて、本当に嬉しそうでした!

そして、ロマンティックなショパンの曲を弾いて、ちょっぴり大人になった感じです。

 

これからも、素敵な曲を沢山弾いていって欲しいです。

 

 

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祝?!25回表彰

今年は秋晴れの日がすくないですね。今日も京都は午後から雨模様です。

 

今日はピアノ指導のお勉強のおはなし。

ピアノ演奏も奥が深いですが、ピアノ指導も、すごく奥が深いんです。

私が所属する社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)では、全国各地で指導法のセミナーが開催されています。

講師はピアノ教育界のカリスマ先生たち。私のような街のピアノ教師とはちょっと違う先生たちなんです。

たとえば、お医者さんに大学病院の先生もいれば、街の開業医の先生もいる・・・後者は、私たちがとりあえず「かかりつけ医」として診てもらう先生ですよね。

ピアノの先生も同じなんです。趣味の子供たちやシニア世代の初心者など、楽しく気軽に習えるのが街の先生です。音大受験や演奏家志望になれば、その道の達人に指導を仰ぐ、ということになります。

 

しかし、街の先生もピアノ音楽の知識や指導法は、ピカピカにしえおかねばなりません。底辺を支えるからこそのレッスン法も身につけたいのです。

そんな街の先生にとって、講座やセミナーを聴講したり、ワークショップなどに参加することは、とても大切です。有意義な時間となります。

 

今年、私はPTNAピアノセミナーへの参加が25回を超えました。先日、証書がPTNA本部より郵送されてきました。ちなみに初参加は2007年でしたので、約10年掛かりということになります。

すごい!自分を褒めてあげたい(笑)

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京都では開催回数が少ないのですが、時には大阪や東京、滋賀などへも出向いています。

先生も勉強しています。生徒さんたちに音楽の素晴らしさを伝えるために・・・そして、自分自身のために。

これからも頑張ります!

 

年齢別ピアノ学習ポイント~児童後期~

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3回シリーズの「年齢別ピアノ学習ポイント」、今日は最終回、

児童後期(9~10歳)です。

 

1.精神的、肉体的にも子供として最高に発達。吸収力ががめざましい時期。

この時期、週に1回のレッスンで子供たちに会うたびに、開口一番、「うわー!○○ちゃん背がまた伸びたわね!」とついつい言ってしまいます。

背が伸びると手も伸びる!当然、手指も大きくなる・・・この時期、ピアノの前にすわった時に、その都度姿勢やフォーームの見直しが必要になります。椅子の高さだけでなく、ピアノと椅子の距離にも配慮しましょう。

手が大きくなるので、弾けていたパッセージが弾けなくなってしまったりすることもあります。しかし指の支えが出来てくるので、奏法を見直していく絶好のチャンスでもあります。

実は、この時期はちょっとした反抗期に入る生徒さんもいますね。身体も心も「こども」から脱皮中です。レッスンすることが少し難しい、と感じる時もありますが、生徒さんの心に寄り添って、一つ一つ解決していきたいと思います。

 

2.豊富な音楽体験を!

ピアノを弾くだけでなく、鑑賞・アンサンブル体験・楽曲分析(アナリーゼ等、理論)の面白さを理解し、楽しめるようになります。この頃、ロマン派の曲などで急に大人びた演奏を聴かせてくれる生徒さんもいます。

感覚を育て、技術と心が統合化するようにしていきたいものです。

 

3回シリーズでお伝えした学習ポイント、いかがでしたか?ここで書いたことは、あくまでも幼児から始めた場合の一般的なポイントです。

ピアノは中学生くらいから始めても、プロ並みに弾けるようになる場合もあります。職業ピアニストにも、遅くから手ほどきを受けた人がいます。

一番重要なのは「耳」です。耳が良いということは、「絶対音感」があるということではなく、「音楽的な耳」の良さが必要だということです。その上に素質と努力ということでしょうか。

 

 終わりに・・

ピアノレッスンというものは(なんでも同じだと思いますが)いつも楽しいばかりではありません。時に壁を感じてやめたくなったり、スランプに陥ったり、どうしてもピアノに向かえなくなったり・・・特に思春期には自分の志向も変化し、選択をせまられることもあるでしょう。

しかし、たとえ止めるときが来ても、「ピアノを習ってよかった」・「習わせてよかった」と、生徒さんにも親御さんにも感じてもらえるようなレッスンをしていきたいと思っています。

音楽(芸術)はいつも人生を豊かにしてくれるものですから。

 

 

年齢別ピアノ学習ポイント~児童前期~

 

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ご無沙汰しました。ようこ先生のピアノ教室です。

このところ、1月に生徒さんたちが参加するピアノステップの選曲や体験レッスンの対応などで、普段より多忙な日々を送っておりました。

10月も半ばをすぎましたが、今月初めてのブログ更新です。

 

さて3回シリーズの「年齢別ピアノ学習ポイント」、今回は児童前期です。

 

児童前期(7~8歳)

この時期の特徴を3項目に分けてお話しましょう。

1.音楽的感覚・感性が発達

音楽を聴いたり、歌ったり、演奏したりするなかで、その雰囲気や特徴を自分でとらえ、楽しい・悲しいなどの感情を音楽からも感じることが出来るようになります。

短調の曲を好んで弾く子供も現れます。音楽と心が結びつくような曲も選んで、レッスンしていきます。

 

2.指を動かす能力が最高に発達

ピアノは大人になってから始めても、趣味ならともかく、高度な技術をマスターするのは無理と言われる理由は、まさにこの時期を逃してしまった、、ということです。

この時期、ピアノレッスンでは「ハノン」など指のメカニックな訓練も始めます。また、ピアノの4期別(バロック期・クラシック期・ロマン期・近現代)の奏法の違いなども少しずつ学びます。

 

3.知的能力の発達

「見たい!知りたい!聞きたい!」という気持ちが芽生え、探求心も旺盛になります。弾くだけでなく、音楽にまつわるいろいろな知識欲も芽生えます。

 

4.主体学習が可能になる

自分で好きな曲をリストアップして将来の目標にしたり、練習計画を立てて自分でやり遂げることに喜びを感じるようになります。

レッスンでも、1から10まで「こうしなさい」というのではなく、自分で考えさせるような指導をしていきます。

 

 

おおまかに4項目でお話しましたが、もちろん個人差はあります。この時期にある程度の量をこなし、集中してピアノを弾くことができれば、高学年や中学生になって勉強や部活が忙しくなってもピアノを続けることができるでしょう。

ピアノを生涯の友と出来るか否か、この時期に掛かっている、と言っても過言ではありません。

次回は児童後期についてお話します。

年齢別ピアノ学習ポイント~幼児期~

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「我が子にもピアノを習わせたいのだけれど、何歳から始めたら良いのでしょう?」

体験レッスンをお申込みの親御さんからの質問で、一番多いのがコレです。

音楽は早期教育が重要だ、と思っている方も多いと思われますが、だからといって2~3歳の子供に、ピアノレッスンをするのはかなり無理があります。

 

今回から3回シリーズで、子供の年齢別「基礎」学習について書いてみたいと思います。

第1回目は、就学前の子供を、乳幼児・幼児前期・幼児後期に分けてお話します。

 

◎乳幼児(0~1歳)~リズム受動期~

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時から、外の刺激を敏感に受けています。話しかけると動いたりしますよね。もちろん音楽も聴きます。

胎教にはモーツァルトの音楽が良い、と聞いたことがある方もおられるでしょう?モーツァルトの多くの曲には、非常に高い周波数の音が含まれていて(F分の1周波数)人間の生命体、特に循環器系・免疫系・脳神経系・ホルモン系などの生体機能に働きかけるという研究報告もあるようです。

ただし、いくら胎教に良いからと言って、お母さんが、聴いている音楽が楽しい・心地良い、と思っていなければ逆効果です。モーツァルト以外でも、お母様が気に入っている音楽を聴くことをおすすめします。

そして、赤ちゃんは生後すぐにリズムに反応します。子供さんに音楽に興味を持ってもらいたいのなら、この時期からご家庭の環境作りを始めましょう。難しいことは何もありません。音楽を流したり、歌い話しかけるなどで充分です。子守唄も歌ってあげてください。(実は最近、子守唄を歌ってあげるお母さんが減っているようです。)

 

◎幼児前期(2~3歳)~リズム発動期~

この時期は、与えられたリズム刺激に積極的に反応するようになります。音楽に合わせて手拍子したり、ダンスしたりします。(大人が指導しなくても好き勝手にやります)楽しい音楽的な環境を整え、感覚を育てることが大切でしょう。「絶対音感」を身につけさせたいなら、この時期を逃さず訓練をはじめます。絶対音感は5歳位まででないと身につきませんが、その後「相対音感」がつくので、特別必要なわけではありません。但し、指揮者になるためには、あった方が良いようです。(もちろん絶対音感を持っていない指揮者も沢山います。)

音楽教室などでは「リトミック」を開講しているようですが、週1回教室に通うだけでなく、自宅で音楽を聴き、身体を動かすことをお奨めします。

 

◎幼児後期(4~6歳)~模倣期~

この時期の特徴は、なんといっても「真似する能力」の発達です。日常生活でも親御さんを追いかけて、何でも真似するようになりますよね。難しい理屈は抜きで、先生の弾くのを真似して覚えたり、歌ったりできるようになります。ピアノレッスンを始めるのに最も適切な時期と言えるでしょう。

但しこの時期は、同じ年齢でも能力に個人差があるので、他のお子さんと比べないことが大切です。大手の音楽教室のグループレッスンはこの年代が主流のようですが、みんなで楽しく音楽体験が出来るというメリットもありますが、進度については親御さんがあせらずに見守ることが大切ですね。学齢に達すれば能力の個人差はほとんどなくなります。

私の教室はすべて個人レッスンですので、一人ひとりに合わせた教材と指導法で、無理なくレッスンしています。

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長年子どもたちにピアノを教えてきて思う事は、早い年齢のうちに親御さんの意志で習わせても、必ずうまくいくとは限らない、ということです。やはりお子さんが「ピアノを弾いてみたい!」と思ったときが始め時なのです。私の教室では小学校4年生から習い始めた女の子が高校生になってドビュッシーショパンの曲も弾いていますし、中学生になってから始めた男の子は、コードを覚えてポピュラー音楽を楽しんでいます。

 

ただ、世界的に活躍するクラシック界のコンサートピアニストは、幼少時から特別な才能を周囲から見出されて英才教育を受けた人が多数です。才能の発掘に早期教育が一役買っていることは確かですね。

 

次回は児童前期の基礎学習について書いてみます。

 

 

 

読書の秋

朝晩ずいぶん涼しくなりました。きょうは中秋の名月ですね。雲が多いですが見えるでしょうか?

 

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さて、楽しみにしていた本が届きました!

ピアニストであり、ドビュッシーの研究家・文筆家でもある、青柳いづみこ先生の「どこまでがドビュッシー?」という本です。ずっと気になっていたのですが、先生から直接サイン入りで送って頂きました!

青柳先生は、井伏鱒二太宰治らが集った東京・阿佐ヶ谷文士村に育ちました。芸術的な空気を沢山吸って育ったのでしょうね。江戸っ子らしい歯切れの良い文章。センスの良さが光ります。

 

ところで私は、小学校2年生の秋のある日、父の書斎のステレオから流れ出てくるある音楽に「ビビッ!」ときてしまいました。それまでにも色々な音楽をBGM的に聴いていたのですが、、たとえばラヴェルボレロを聴いて踊りだしたり、ベートーヴェンの田園交響曲シューベルトの未完成交響曲、そしてビートルズカーペンターズなども聴いていました。その頃、NHKで「ピアノのおけいこ」という番組が放送されていて、講師をされていた東京芸大の田村宏先生による教則もののレコードなんかもよく聴きました。(これは、BGMではなく、「聴きましょう!」とステレオの前に連れていかれた(笑)

 

しかし、その曲との出会いは特別でした。なんとも表現しがたいけれど、子供心に「宇宙に行けそうな曲」だと思ったのです。その曲名はドビュッシーの「アラベスク第1番」。一度聴いただけで虜になってしまいました。父親にねだって毎日のように聴かせてもらっていました。そして、ある日家族で銀座にお出かけしたとき、ヤマハ銀座店で楽譜を買ってもらいました。当時は輸入楽譜は売り場の棚には陳列されておらず、カウンターに行って係りの人に倉庫から出してきてもらうのでした。楽譜がいかに貴重品だったかと思われます。当時のことを今でも鮮明に覚えています。

     

しかし、買ってもらったものの、小学校2年生の私に弾きこなせるわけがありません。はーー、天才じゃないし!とりあえず冒頭の2小節を弾いて(立ったままペダルも踏んで!)かなり感動した記憶があります。その上、こんなに沢山の音符がアリの行列、いや、おたまじゃくしが溢れかえっているように並んでいる楽譜とも初めて出会ったのでした。「いつかこの曲を弾けるように頑張ろう!」とも思いませんでした。ちょっとかけ離れすぎていたんですね。違う世界というか、、

 

とにかく、ドビュッシーと劇的な出会いをしてしまった私。幼少期を過ぎ中学3年生になった頃からでしょうか、ドビュッシーを弾きたい!という気持ちが強くなり、かなりマニアックな世界へとひきずりこまれていくのです。ドビュッシーのことなら、すべて知りたくなりました。

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そして今日、私の本棚にあるドビュッシー関連の本がもう一冊増えました。私は自称ドビュッシーの研究家、と言いたいところなんですが、青柳先生には到底及びません。

 

この週末の連休は、読書の秋をこの本でスタートしようと思っています。

 

 

直筆サイン入り書籍は青柳先生のオフィシャルサイトからお申込みできますよ

ondine-i.net