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きれいな音でひきましょう♪  ピアノレッスンは 想像力・創造力、そして、やり抜く力を育てます♪

こだわり

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5月も下旬になり、陽射しも強くなってきましたね。

昨日は午前中のレッスンの後、久しぶりに宇治川畔へウオーキングに出かけました。途中、宇治浄水場の前で紫陽花の花が咲き始めているのを発見!季節は足早に過ぎていきます。

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また、南陵町にあったお気に入りのパン屋さんが、市役所の近くにお引越ししたので、立ち寄ってみました。天然酵母のこだわりパンのお店です。ちょうどイギリス食パンが焼きあがったところで、店内はなんとも言えない良い香りに満ちていました。小さなお店ですがイートインコーナーもあり、ウオーキングの時に一休みできそうです。

ホームページはこちら☞ panya-bonne-miche

 

ところで、こだわりパンの「こだわり」って、いったい何なのでしょうね。なんでもそうですが、まずは「食材」だと思います。それがあってこその「職人の腕」!

ピアノも同じ・・・きちんと調律されたピアノで技を磨くということでしょうか?

そして、一音一音へのこだわり!どんな音を出したいのか?イメージに添う音色を得るための試行錯誤を積み重ねて素晴らしい音楽を再現できるのですね。

 

教室では今、七夕会に生徒さんが弾く曲の選曲も終わって、私も何を弾こうかしら?と考え中。子どもたちに馴染みやすい曲を、と思います。

近いうちに調律師さんにも来て頂きます。愛用のベヒシュタインピアノもお嫁入りしてから2年半になります。部屋にも馴染んできた感じで、ご機嫌な音色を醸し出していますよ。

 

約1か月後の七夕会・ミニコンサートに向かって、全力疾走です!

量か、質か??

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                                 宇治平等院の藤棚

 

 

宇治市ようこ先生のピアノ教室です。

5月も半ばに入り、GWの気分もすっかり抜け、新しい生活にも慣れてきた頃ですね。

この時期、再び体験レッスンお申込みが増えます。

昔は習いごとを始めるなら、6歳の6月6日が良いとされていました。今はあまり聞かなくなりましたよね。実は私も、ピアノを習い始めたのは6歳の6月でした。初めて先生のお宅に伺った日のことを鮮明に覚えています。そして、レッスンの日になると雨が多かった・・・先生のお宅の玄関までの石畳が濡れて、子供心に風情を味わっていた気がします。

 

今の子供たちは自分の意志というよりも、親御さんの意志で習わされる、という傾向があり、3~4歳で入会を希望される方も少なくありません。音楽教育の場合、確かに早期教育のメリットは大きいものの、習う本人にしてみたら、「気が付いたら習わされていた」ということになるんですよね。そのことが後で反抗という形にならなければ良いのですが・・・難しさも秘めています。

 

6歳の6月・・・そう、小学校に入学して新しい環境に慣れてくる頃。始めるタイミングとしては確かに良いですね。

 

さて、レッスンが始まると「教本」や「併用曲集」、さらに「テクニック」「指作り」と、様々な要素の練習に入ります。時折ご父兄の方から、「そんなに何冊もやるんですかー?」と驚きの声があがるので、今日はこの練習の要素についてお話します。

 

教本

まず「教本」は、ピアノを弾くための「楽譜」「音符」「指使い」その他「決まり事」や「楽語」などを、基礎から系統立てて学ぶためのものです。ですから必ず最初から、飛ばさずに、すべて学習します。教本は年齢に合ったものを選んでいます。

 

併用曲集

これは教本の進度に応じて「曲」らしいものを弾くのが目的です。達成感や楽しさを味わえると良いですね。生徒さんの状態をみて、少し難しい曲を単発で弾いてもらうこともありますし、復習として進度よりも易しいものを弾いてもらうこともあります。私は長年ピアノ教師をしていて、この併用曲の選び方が指導者の腕の見せ所ではないか、と感じます。

 

テクニック

テクニックとは「技巧」のこと。ピアノは指で鍵盤を弾くだけで、誰でも簡単に音は出ます。しかし、ただ弾けば良いというものではなく、音楽として美しく演奏するためには、様々な「弾き方」があるんです。幼少時から少しずつ綺麗に弾くための技巧を学びます。チェルニーの練習曲が代表的。その他多数。

 

指作り

「ハノン」は指作りの教本で最もポピュラーなものです。これはピアノを弾くための「道具」である「しなやかで強い手指」を育てるためのものです。5本の指をくまなくトレーニングし将来的には、あらゆる難しさに対応できる指の能力を開発するためのものです。主に「5本指の練習」「スケール(音階)練習」「アルペジョ(分散和音)練習」があり、オクターブ連打などの高度なものもあります。

 

さて、これらの練習・・・いったいどれくらいやればピアノを本格的に弾きこなせるようになるでしょうか?これは個人差があり、ハッキリ言うことができません。プロのピアニスト(世界的ピアノコンクールに入賞するレベル)になるためには17歳頃までにあらゆる難曲を弾きこなせるテクニックが身についていないと無理だと言われています。頭も指も身体能力も柔軟なうちに、すべてを身につけることが要求されます。

 

しかし、趣味で楽しむためにそこまで到達しなくても大丈夫です。おおよそのめやすですが、チェルニー40番がきちんと弾きこなせて、バッハの平均律も数曲こなせていたなら、クラシックの名曲から、かなりのレパートリーを持つことができます。

いずれにしても、小学校高学年から中学の間にどれだけハードルをクリアできるか、、にかかっていると言えるでしょう。

 

「練習は量ではなく質だ!」と多くの指導者が語っていますが、個人差はあるものの「量」も絶対必要です。これは初歩の段階から言えることです。

たくさんの曲を弾くことで、楽譜を読むのことが早くなり、練習がスムーズに進むようになります。一方で何曲かは120%の完成度を目指して、自分のものになるまで弾き込むとよいですね。人前で弾く機会を多く持つことも大切です。

 

ピアノをある程度弾きこなせるようになるためには「覚悟」が要ります!でも好きであるなら必ずや壁を越えることが出来るはずです。そのためにも習い始める時の「本人の意志」は重要ですし、早期に始めた場合でも、ピアノが好きになるように指導することや、ご家庭の環境も大切になります。

 

そして「継続は力なり!」

習い始めた時のエネルギーを持続させ、なんとか止めずに続けていただきたいと思います。

音楽は一生の宝物なのですから!!

 

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嬉しい知らせ

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今日からゴールデンウィークですね。

昨日はプレミアム・フライデーとのことで、昼間っからビールを片手に宴会しているサラリーマンの姿がTVに映し出されていました。しかし、実際ほとんどの方は関係ないというか、非現実的なイベントのようですね。

その上、世界情勢も混沌としている中、大手を挙げてはしゃいでばかりもいられませんよね。小さな楽しみは自分なりにみつけて、時折、息抜きしましょう。

 

今日はレッスンもお休み。朝からGW用食材の調達へ。指もすっかり回復して、実は今お料理することがとても楽しいんです。まるで新婚時代のような新鮮さ(笑)

それもそのはず、ばね指の手術をしてから3週間ほど、夕食は「ワタミの宅食」にたよっていたからなのです。「宅食」はとてもよく出来ていて、栄養管理師が1週間ごとにバランスとカロリーを考えて献立を作っているので、これはこれで優れた食事だと感心しました。しかし、自分や家族が食べたいものが食べられない欲求不満と、作れない、という情けなさで、精神的に限界を迎えてしまった・・・というワケ。

まあ年配の方々にとっては、とても便利でありがたいシステムだと思うので、また将来機会があれば、たよりたいと思います。

 

話がそれました!

それで、スーパーで買い物を楽しみ、レジを出たところで、教え子のお母さまに再開しました。教え子のMちゃんは年中さんの時から高校卒業までレッスンに通ってくれていた大変優秀な生徒さんで、高3の時に参加したピアノステップではショパン作曲の「ノクターン第2番」をうっとりするような美しい音で聴かせてくれました。その時のことを、今でも忘れることができません。その後教育大に合格し、レッスンは中断となりました。

 

Mちゃんのお母様と少しお話しましたら、大学卒業後は小学校の非常勤講師として勤務し、この春、正規の教員になられたとのこと。「またピアノもやりたい」と言っている、と伺いました。

なんと教師冥利に尽きること!一時はステージに立つことも、レッスンに通うのも嫌がったことがあったのですが、なんとか続けるよう私もお母様も一丸となって支えたのです。もともと真面目で素直さもあり、スランプを克服して頑張りました。その彼女が教育者になるって!感無量です。

 

多くの子どもたちは小学校高学年から中学までで、教室を退会していきます。

しかし勉強や部活が忙しい中、なんとかふんばって高校卒業まで頑張れる生徒さんは存在します。「ピアノが好き」ということが先ずは条件ですが、好きなだけではなく「ふんばれる力」も必要です。そして「ふんばれる」生徒さんはかならずや自分の道を邁進していけるようにも思います。

 

ピアノレッスンで培った「継続力」と「忍耐力」で、これからも人生を切り開いていってほしいと願います。

GW初日、嬉しい知らせに、ほっこり・・・です。

連弾は たのしい遊び

4月も半ばを過ぎて、だいぶ暖かくなってきましたね。

この春、新生活に入った生徒さんたちは、少し疲れが出る頃ではないでしょうか?

新一年生や、保育園・幼稚園に入園した生徒さんは、この時期レッスンも少し低迷する場合があります。しかし、5月のゴールデンウィークを過ぎた頃には、すっかり慣れて、日々のスケジュールも難なくこなせるようになるでしょう。

 

今日はレッスンで取り入れている「連弾」について、お話したいと思います。

ピアノを始めたばかりの頃は、まだ弾く音が少なくて、生徒さんたちは何か物足りなさを感じるものです。早く両手で弾けるようになりたいけれど、ピアノは最初が肝心!ただ弾くだけではなく、音の出し方や手のフォームなどもきちんと覚えてマスターしていくことが大切です。でも、そんな厳しいレッスンだけでは楽しいはずのピアノがつまらないものになってしまいますね。

そこで、私の教室では初歩から音楽的に豊かな体験をしてもらえるよう、「連弾」を取り入れています。最初は先生が「伴奏」という形で生徒さんの横で弾きます。最初はうまく出来なくても、回を重ねるごとに生徒さんの演奏が生き生きしてきます。

 

初歩から「連弾」によって「アンサンブル」の感覚と楽しさを体験することは重要です。自分の出している音以外の音を「聴く」ことで、集中力や協調性を養うことができますね。ひいては「和声感」を身につけることに繋がります。

 

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写真は今、昨年秋に入会された4歳の生徒さんが使っている教材です。ほのぼのとした水彩画の絵本に、手書きタッチの楽譜が大きく書かれていて、小さい子供さんにも音符を認識しやすくなっています。

この本は私がピアノ教室を始めた頃(27年ほど前)から使用している幼児用の定番教材ですが、先生が弾く連弾用の楽譜(後方)も発売され、レッスンがより楽しく進められるようになりました。

 

連弾は音のバランス感覚や、相手との対話のような「掛け合い」もあり、上級になるほど奥が深く、高度なテクニックと音楽性を要求されます。しかし初歩では「遊び」の感覚をたいせつに、何より楽しく弾くことを目標としています。

 

また今年も小学生による「七夕会・ミニコンサート」で、連弾コーナーを設けます。そろそろ選曲も考えていますよ!

連弾楽譜をたくさん揃えて、、さあ、今年はみんなと何を弾きましょう?

名医のオーラ

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今日から新年度のレッスンが始動しました。新たなスタートです!

 

さて、昨日は病院「上肢の外科」へ。

先日手術した右手親指の抜糸をしてもらいました。診察では、順調に回復しているとのこと。自分でも驚くほど違和感は無く、日常生活の不便さもなくなりました。

ピアノ演奏でのオクターブ以上の和音やフォルテなどは、少しずつ慣らしていくように、(スポーツと一緒)と指導を受け、今日で通院も終了となりました。

そう、ピアニストは鍵盤上のアスリート!リハビリは鍵盤上で(笑)

 

今回私の手の治療をしてくださったK先生は手の外科専門医で、先端医療の技術を駆使する名医です。今は整形外科の手術で、腰の骨を手指に移植したり、リウマチなどで変形し、動かなくなった指でも、神経を繋げて修復したり、指に銅線を入れて修復する手術があるらしいのです。驚きです。自分が手を患って、ネットで色々調べましたら、知らなかった先端医療の世界を垣間見ることができました。

 

K先生は大変お優しくて丁寧、かつ迅速に処置をなさいます。診察室での対応がリズミカル!良い先生に出会えて本当に良かった!

沢山の様々な症状の患者さんに接する「医者」という仕事は、本当に大変な仕事であり、信念がないと出来ない仕事だとあらためて思うところです。繊細さも必要!

 

以前、ブログに「ピアノ教師」と「医者」は共通点がある、と書いた記憶がありますが、名医には及びません。

今回K先生のオーラを少しだけ分けて頂き、ピアノ指導にも生かしていきたいと思いました。まず大切なのは人間性ですね。

 

病院の帰り道、駅前の桜が街灯に浮かび上がって、とても美しかった!

決して大げさでなく、今日は心にひとつピリオドを打てました。

そしてまた次の章に入ります。

 

 

花のように、鳥のように・・

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4月に入り、開花が待たれていた桜も満開になりました。

今年ご入園・ご入学される生徒様、おめでとうございます!

また、新学年に向けて皆さん希望や夢に胸を膨らませていることでしょう。

 

今年度は一週間長く、レッスンのお休みをいただきました。ご心配をおかけしました指の回復も順調です。来週から新年度のレッスンが始動します。

今年度は早くも4月から、新入会の生徒さんが来られます。初々しい生徒さんとの出会いは、私の気持ちをさらに前向きにしてくれます。

 

昨日は、ピアノ指導者のお仲間の先生(私よりちょっと若い先生)が、指の回復を祝ってお食事に誘ってくださいました。指導法の話や演奏の話、いろいろなハプニングの話など、あふれんばかりにしゃべり続け、クタクタになって帰ってきました。

今週は、ピアノ教室開業以来、こんなにもゆっくり充電できたのは初めてではないか・・・と思う日々でした。ああ、指を患って良かったこと!

 

そして渡辺和子さんのエッセイ「置かれた場所で咲きなさい」を思い出すこの頃です。

私はお医者さんで言えば「町の開業医」的な存在。地域の子供さんたちや、趣味で習う様々な年齢層の方に、「音楽の喜びと楽しさを伝えたい!」この初心を忘れずに、これからも真摯に自分の仕事に向き合っていきたいと思います。もちろん「大学病院」とも連携しながら!

花のように置かれた場所で咲き、鳥のように自由自在な心で・・・

 

 

 

 ☟教室では春の無料体験レッスン受付中です!

www.piano.or.jp

 

 

「ばね指」治療体験記

宇治市ようこ先生のピアノ教室です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、3月も今日で終わりですね。

月日の移ろいは速いもので、昔から一月は「いく」、二月は「にげる」、三月は「さる」と言われ、あらためて上手い表現だな、と感心させられます。

 

さて最近読んでいるのは、「手」に関する本ばかり。なぜなら昨年の10月頃に「弾発指」(ばね指)を発症してしまい、最初に間違った情報を得た為に、およそ半年間もこの病と闘わなければならなくなってしまったからです。

今日は私がこの「ばね指」を発症してから、一昨日「手術治療」を受けるまでのお話をしてみたいと思います。

手をよく使う人や更年期の女性に多い、誰にでも起こりうる病気なので、もし発症してしまったときや、ばね指に悩んでいる読者の方に参考にして頂けたらと思い、体験談を書かせていただきます。

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音楽家の手の障害についての研究・治療の第一人者、酒井先生の著書によれば、腱鞘炎やばね指はピアニストの手の障害としてはごく少ないとのこと。私も原因はピアノ演奏によるものではない、と思っています。しかしこの本を読んで、手指の構造や機能にかなり詳しくなりました。日常のケアに役立てたいと思います。

 

 

発症

ことの始まりは昨年10月の半ばごろ、レッスンに使う「リズムカード」を手作りしようと、少し厚手の紙をハサミで切ろうとした時でした。右手親指のつけ根にハサミが当たった時に「あれっ?痛い」と思ったのです。左の指で触るとグリグリとしこりのようなものが感じられました。

翌日、さっそく近くのかかりつけ医を受診。内科と整形外科を診てくださる先生です。

先生は私の症状を診て「これ、ばね指です。治りません。」「良く動かしておいてください。」と言いました。そして何の処置もされないまま、あっけなく帰宅しました。

 

悩める日々

そうか、治らないのか・・・私も年齢を重ね、そろそろあちこちガタが来はじめる頃かしら?と悲しい思いになりました。でも、先生が「良く動かして運動してください。」とおっしゃるのだから、ピアノを弾いても全く問題ない、と弾き続けていました。

 

ところが、症状は一向に良くならず、時々何もしなくても痛むようになってきて、健康管理に月に一度通っている鍼灸院の先生に相談しました。すると鍼治療で治る場合もある、と言われ、治療してもらっていました。

しかし、これも症状はあまり良くならず、少しましになったかしら?と思ってもピアノで少し難しい曲を弾くと、また悪化するのです。

やはり治らないんだ・・・(最初に医師から言われた言葉が頭から離れない)

 

情報

そうこうしているうちに、症状はますます悪化。そんな時、Facebookで交流している東京のピアノの先生の投稿に出会いました。既に2月に入っていました。

その先生は、なんでも治療のために、「手の専門外来」に通院していた・・・とのこと。たくさんのピアニストや音楽家が通院しているのだとか。TVの健康情報の番組にも出演された人気の先生で、予約は3か月待ちといいます。

他にも「ばね指」を手術治療した方や、「ジストニア」を克服した方の投稿なども目に留まりました。

治るんだ・・・

また、ピアノの先生のお仲間にも自分がばね指であることを告白すると、様々なケースや情報を得ることができました。(なかなか他人に告白しにくいものですが、相談して良かったです。アドバイスをくださった方々に感謝します。)

 

まさか治療のために東京まで通う訳にもいかないので、インターネットで調べてみたのです。近くに手の専門外来はないかしら?と・・・

するとあったんです!全国にも数少ない「上肢の外科」がなんとここ、宇治にあったのです!

 

決意 

ピアノ教室をしているので、発表会の選曲の時やコンクールの大詰め、連弾しなければならない時などなど絶対に休むことが出来ない状況の連続です。もし手術するとしたら時期を相当考えなければなりません。結局、私の場合は年度末しかないな・・・と思い、病院に問い合わせたところ予約が約1か月待ち・・・とにかく一歩前進しなければ、と予約をしました。その頃すでにピアノでオクターブを弾くのがかなり困難になっていました。

 

 出会い

そして迎えた初診の日は、春の陽射しにも恵まれて気持ちの良い朝でした。

それでも「どんな先生かしら?」「痛い注射、打たれたりしないかな?」「手術ってどんなの?」と、不安が頭の中にひしめいています。心を落ち着かせ、身体や手を温めるためにも病院まで歩いて行きました。何度か通ったことがある病院なので少し気が楽でした。

 

いよいよ診察室に呼ばれ、挨拶をした後、先生からのいくつかの質問に答えました。

先生「発症した時、どこかで診てもらいましたか?」

私「はい、家の近くの○○医院で診てもらいました。」

先生「なんて言われましたか?」

私「ばね指ですね。これは治りません。と・・・」

先生「えーーっ!?」「あとは?」

私「よく動かして運動しておいてください。って・・・」

先生「えーーーーっ!?」×2!

 

先生はあきれた様子・・・

普通は初期症状では手を安静にするのだそうです。初期ならステロイド注射で温存療法も出来るとのこと。でも私のは、かなり進行していて指が曲がって伸びなくなってしまっているので、なるべく早くの手術を勧められました。

 

先生「手をよく使うお仕事してますか?」

私「はい、ピアノ教師です。」

先生「うわっ!それは、早く治さないとだめでしょ・・」

私「はい。できたら春休み中に・・・今、春休みなんです!!」

 

今でしょ!!」の空気が診察室に流れる・・・

先生は即、手術室に☎

「明後日は?」「いけるよ!」

春休み中の手術を諦めていたので、本当に良かったです。深く考える間も悩む間もなく、この先生を信じて治療に臨むことにしました。

先生は「日本手外科学会」に所属し、高度な先端医療に携わる「手の外科専門医」の資格を持つ方です。

病状についても、手術についても大変丁寧に説明してくださいました。先生には数多くの実績があり、お話を伺ってとても安心感をもてましたし、希望が湧いてきました。

 

いよいよ手術

さて手術当日は30分前に受付するように言われていたので、早めに家を出ました。

手術室に入る前に処置室で検温と血圧測定。そして爪を極限まで短くカットされた~!

 

そして処置室で爪を切ってくださった、とっても優しい看護師さんが手術室に案内してくださった。手術室はいくつかあって、担当医の名前が入り口に書いてある。

手術中、と緑の点灯表示があるところも・・・TVドラマでよく観るアレ(笑)いや、笑ってなどいられない。さすがに緊張感が増してきた。

 

扉を開けてもらい中に入ると助手らしい方々が「歓迎」のムードを作っている。まず手を洗い、手術着に着替える。長い髪をまとめ、ビニールの手術帽をかぶる。指1本の手術とはいえ、かなり本格的だ!

そして手術室に入るとクラシック音楽のBGM!そして少しひんやりした空気。ベッドに寝かされるやいなや四方八方から助手たちの手が伸びる!足をベッドに固定され、心肺計をつけ血圧計を巻かれる。そして点滴も入った。右腕をベッド外側の手術台に出し、あとはもう「まな板の上のコイ」(笑)先生も助手の方たちも一生懸命リラックスしたムードを作ってくださる。

腕から手を消毒し、全身にカバー。顔だけ出す。天井の手術用の大きなライトがシャンデリアのように美しく光っていた!

 

まず、リストブロック(伝達麻酔)そして先生が「頑張ってもらいますよーー」と言いながら親指付け根に麻酔の注射。「痛ーーい!」×10!

手の奥深くへ針が入り込んでいく感じ!とにもかくにも痛かったけれど、麻酔が効いているか確認後、手術がはじまった。あっという間に(5分くらいかな)わからぬうちに終了。直後から曲がっていた指先が伸びたのには驚きました!

傷パッドを貼りテーピングをし、ベッド上そのままの状態で先生が指を持って動かす。「治っていますね~」

 

ちなみに私が受けた手術は6~7㎜の切開手術でした。この病院では、全国でも少ない内視鏡手術も行っているそうで、この場合1~1.5㎜の穴を開けての手術で、負担がさらに少ないのだとか・・・

 

治っている!

そして、手術当日から指を動かす練習をするように指導され帰宅。夕方麻酔がとれた頃ピアノも少し弾いてみました。快適です!

術後3日間ほどは、腫れたり、熱をもったりするので少し注意が必要ですが、とにかく動かすことが大切だとか。今日は3日目ですが痛みも腫れもなく、こうしてパソコンのキーボードもサクサク打てます。抜糸までは無理をしないように、少しずつ仕事量を増やしていこうかと思います。

 

感謝

今思うと、なんでもっと早く手を打てなかったのか?と悔やまれますが、やはり最初に「治らない」という情報をインプットされてしまったのが悪かったですね。どんな病気でもそうですが、「気」でコントロールされてしまう。

 

人間は長い人生の間に、自分の力だけではどうにもならないことに出くわします。時間はかかってしまったけれど、手の外科、名医に出会えて本当によかったです。感謝。

 

手術が決まってから、春休みをもう1週間取らねばならなくなったので、生徒さんのお宅にお詫びのお電話させていただきました。ご父兄の方々から、ご心配と励ましのお言葉を頂き、本当に嬉しかったです。

今年度のレッスンはこんなわけで4月2週目からになりました。七夕会の準備もそろそろ始めます。これで恒例の生徒さんたちとの連弾もできそうです。

原因不明のこの煩わしい病気を克服して、これからますます元気なピアノ教室にしていきたいと思います。

 

労わる

指が一本不自由になるだけで、想像以上に生活に支障をきたします。患ってみて初めて手の大切さを実感します。一日の終わりにはハンドマッサージをして、手を労わってあげたいものです。「おつかれさま~」と声をかけながら・・・

 

お・わ・り

 

 

以下ご参考に。。

☟ばね指とは?

http://www.jssh.or.jp/ippan/sikkan/pdf/3bane.pdf

 一般社団法人 日本手外科学会

 

2016年2月1日朝日新聞「時代と共に進化する社会と医療」記事 

http://www.jssh.or.jp/ippan/file/2016/asahinews0218.pdf

 

hand.raindrop.jp